約 969,227 件
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9914.html
菫「自摸天和」 恒子「決まったー優勝は白糸台だー」 健夜「白糸台はこれで女子全国団体戦開始から負けなしで弘世菫選手の世代は三連覇ですね」 恒子「そうですね・・・あっインタビューが始まりました」 記者達「今回の勝因は」「優勝した感想を」「次は世界戦ですか」 菫「・・・勝因は勝ちへのこだわりです感想は嬉しいです世界戦についてはまず国際麻雀や日本代表決定戦が終わるまで分かりません」 玄「・・・あはは私はドラ置き場」 優希「私は東場の神風」 智葉「こんなに差があっのか」 菫「勝ってきたぞ」 京太郎「やっぱり弘世部長は滅茶苦茶強いっす」 菫「こら菫だろ私達は付き合っているのだから」 尭深「・・・」お茶ズズー 誠子「弘世部長お疲れさまでした」 照「菫だったら当然だと信じてた」 淡「ぶーぶー私達の出番は無しですか」 菫「済まない優勝しかみえてなかっかだが来年からは誠子尭深淡お前達の時代だ」 京太郎「まぁ今日はめでたい日ということで」 この後滅茶苦茶セックスした 完
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/9491.html
『――前半戦終了!!』 京太郎「よし!下ごしらえも済んだし」 京太郎「すいません。俺、優希のこと見てきます」 京太郎「頑張ってたけど、やっぱり南場では結構やられてたし」 京太郎「最強のタコス作ってやる!って元気づけてから控室まで連れてきます」 咲「あっ、待って京ちゃん」 久「咲、ここは須賀君に任せましょう」 久「せっかく優希が頑張ってくれたんだもの。私達は明るく出迎える準備をしましょう」 京太郎「ありがとうございます!すぐ戻りますから!」 ーーーーーーーーーーーーーーーー 試合場外の廊下にて 優希(さすが咲ちゃんのお姉ちゃんだじぇ) 優希(かっちんこっちんに守ったつもりだったけど、思ったよりずっと取られた) 優希(もう一回東場があるとは言え、このままじゃまた南場で……) 京太郎「優希ー!」 優希「京太郎? なんでここにいるんだじぇ? 」 京太郎「なんだかんだ言って南場はやられてたからな。元気づけてやろうと思って迎えにきてやったぜ」 優希「率先して主人を迎えに来るとは、お前もだいぶ犬としての自覚が出てきたみたいだな」ウンウン 京太郎「……なんだ全然平気そうだな」 京太郎「落ち込んでるだろうと思ったから、せっかく俺史上最強のタコスを作って応援しようと思ったのにな~」 優希「京太郎愛してるじぇ!! さあ、傷ついた優希ちゃんを思う存分慰めるがいい!」 京太郎「全く都合のいいやつだな」 京太郎「さて、みんな待ってるし控室に戻るか」 照「」クイクイ 京太郎「へ?……ってあれ、照さん!?」 照「久しぶりだね。京ちゃん」 照「それより話は聞かせてもらったよ。一人だけ京ちゃんメシで回復するのは不公平」 京太郎「……はぁ(京ちゃんメシって何だ?)」 照「分かってくれた? じゃあ、はいこれ。美味しいプリンの作り方のレシピ」スッ 京太郎「はい?」 照「私も後半戦までまだ時間はある」 照「材料の領収書は白糸台につけてくれればいいから」 京太郎「え…えぇっと……」 京太郎「プリンは固まるまで時間かかりますから多分間に合いませんよ」 照「……」 照「……ならせめて簡単なものでもいいから!」 照「片岡さんや他の人たちもみんな強いけど、私は京ちゃんのお菓子があれば百人力だから!!」 京太郎「いや、あの、俺は清澄ですし、優希の応援をするためにーー」 優希「そうだじぇ! いくら咲ちゃんのお姉ちゃんでもーー」 咲「何やってるの、お姉ちゃん」 一同「咲!?」 咲「二人がなかなか帰ってこないから気になって見に来てみれば」 咲「ねえ。何やってるのかな。お姉ちゃん」ゴッ 照「しまった……ここは戦略的撤退」 照「またね、京ちゃん」 咲「……優希ちゃん」 優希「分かってるじぇ。この勝負、絶対に勝つ!」 優希「そのためにも、早くタコス食べなければ! 何やってるんだ京太郎、早く戻るじぇ!!」 果たして決勝の行方はーー 一方そのころ、白糸台の控室 テレビ『 照「一人だけ京ちゃんメシで回復するのは不公平」 』 テレビ『 照「私は京ちゃんのお菓子があれば百人力だから!!」 』 テレビ『 恒子「おおっと! チャンピオンの宮永照、前半終了後に他校の男子と何やら楽しげに会話している!」』 テレビ『 恒子「家に帰るまでがインターハイだぞ! これはチャンピオンの思わぬスキャンダルかー!?」』 テレビ『 健夜「よくないなぁ…こういうのは」ギリ 』 菫「まったく、何をやってるんだアイツは」ハァ 淡「菫先輩も心労が絶えませんね」アハハハ 菫「笑いごとじゃない!」 なお、全国放送でチャンピオンと東風の神から絶賛された『京ちゃんメシ』なるものを求めて、 インハイ終了後に全国の雀士から清澄への問い合わせが殺到することとなるのであった。 カン!
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3353.html
京太郎(高三の秋の頃…俺は宮永 咲に告白をした……) 京太郎(最初は…いや、告白する直前までは…ただの女友達だと思っていた) 京太郎(そして卒業後にプロ入りが決まったと聞いた瞬間、彼女が手の届かない遠くに往ってしまうと思った瞬間――――) 京太郎(俺は彼女の事が好きなんだ……と、初めて自覚した――――) 京太郎(インターハイ個人戦優勝。そして東京のプロチームに既に入団が決まっていると言う、華やかなプロフィール) 京太郎(そんな彼女が本当は物静かで読書好きの、優しく大人しい文学少女である事を俺は知っていた) 京太郎(そしてそんな彼女を俺は、何時からだろう…好きになっていた――――) 京太郎(告白した時、彼女は少し照れ臭そうに、そして少し寂しそうな顔をして―――) 京太郎(『今はそう言う事は考えられないから、もう少し待ってほしい』と返事をした) 京太郎(完全…ではないが、俺は振られたと思った) 京太郎(そりゃそうだプロ入りが決まっての大事な時期に、俺になんて構ってなんかいられない事なんて、考えなくても分かる事だ) 京太郎(それからの俺と咲は高校卒業まで普段通りに過ごした) 京太郎(そして卒業後。咲は予定通り東京のプロチームに入団) 京太郎(そして俺も彼女を追う様にいや…彼女を追って東京の大学に進学した) 京太郎(それから直接逢う事は無かったけど、それでも電話で話したり、メールのやり取りも結構交わしていた) 京太郎(だが、梅雨に入った頃の雨降りの日…に届いたメール) ――――今のままじゃ何もかも中途半端になっちゃう だから来年の四月に答えを出すから それまで考えさせて下さい だからそれまでの間、お互いに連絡しないで 見詰め直したいと思うんだ ゴメンね京ちゃん、本当にごめんなさい だからもしその間に京ちゃんに彼女さんが出来たとしても 私はそれでも構わないから ―――― 京太郎(今度こそ完全に振られたと思った。登り掛けた崖から、突き落とされる様な絶望感にも打ちのめされた) 京太郎(でも、その時の俺にはそれでも四月まで待つという選択肢しか考えられなかった) ――――それでも…それでも俺は彼女の事が……咲の事が好きだったから……。 九月。 大学の休憩広場。 京太郎(今日のマスコミ論の課題は真面目にやらんとな――――) ?「あのー済みません。もしかして清澄高校麻雀部だった須賀さんじゃないですか?原村和と同じチームだった?」 京太郎「え!?」びくっ ?「ああ済みません。驚かせちゃいました?」 京太郎「ん?いや…大丈夫だけど…確かに俺は須賀だけど、君は――――」 ?「やっぱり!私、和の友達で阿知賀女子の麻雀部だった新子 憧です。流石に覚えてないですよね……?」 京太郎「いや…覚えてると言うか、新子さんウチの麻雀部だろ?俺も一応そうなんだけど」 憧「えっ!?そうなんですか?全然気付かなかった……」 京太郎「まぁそうだろうな……俺は新聞部も掛け持ちしてて、そっちがメインだから麻雀部は殆んど幽霊だし……」 京太郎「それに…新子さんの事を知ったのも、俺は編集しただけの新聞部の女子麻雀部特集からだったし……」 憧「そうだったんですか……」 京太郎「でもよく俺だって分かったな…というか俺の事覚えてたな……清澄じゃモブみたいな感じだったんだけど」はは… 憧「そっ…そんなことないですよ!?それに女子の麻雀部で男の子って珍しかったですし……」 憧(それに…ちょっとカッコいいと思って…和にそれとなく聞いてたし……/////) 京太郎「それで俺に何か用なの?」 憧「え…!?////いや…あの…その……あっそうだ!ちょっと待ってて下さいね」たた… 京太郎「え?ああ…」 三分後。 憧「はいこれコーヒー。久し振りの再会ですし…私の奢りです」すっ… 京太郎「ああ…いいの?ありがとう……」すっ 憧「そうだっ…須賀さん。これから講義とかあります?」 京太郎「ああ…今日はもうないけど……」 憧「良かった。じゃあちょっと話しませんか?」にこ ―――――。 憧「――――こんな事があったんです」 京太郎「へぇそうなんだ。そんな事が有ったんだ……はは。新子さんの話してると時間忘れちゃうな」 憧「…………えへへ…そうですか?あっ!そうだ須賀さん。あの…それでちょっと、お願いがあるんですけど?」 京太郎「お願い?」ずず… 憧「あの須賀さん。いきなりなんですけど…今度の土・日どっちか空いてますか?」 京太郎「えっ?ああ…日曜の午後なら何とか……」 京太郎(あっ反射的に答えちまった……)はっ 憧「それでしたら…再会の記念に二人でちょっと出掛けちゃいませんか?」 京太郎「えっ!?いや……」 憧「ダメですか?」じ… 京太郎(うっ!?上目使いに見上げる仕草がかわいい……) 京太郎「ああ……いいよ」にこ 憧「ホントですか!?よかったぁ。じゃあ13時に新宿駅の西口で良いですか?」 京太郎「ああ。わかった」 憧「決まりですね。じゃあ私これから講義がありますからこれで……」すくっ すたすた…くる。 憧「あっそうだ!くれぐれもドタキャンはダメですからねー!!」たたっ…ふりふり 京太郎「はは…」ふりふり 京太郎(何か勢いに押された感じだけど。久し振りに女の子と話せて楽しかったな……) 京太郎(咲…言っとくけど、これは決して浮気なんかじゃないからな……って…別に彼女でも何でも無いか……)はぁ… 日曜日。 新宿駅西口。 京太郎(待たすのも何だから、15分前に来たけれど……ってもういる!?) 京太郎「あれ?もう来てたんだ…悪いちょっと待たせちゃったか?」 憧「今日は須賀君とデートだと思ったら…妙にそわそわしちゃって、30分も前に来ちゃった////」てへ 京太郎「えっ!?デ…デートって……」 憧「もう!」ぎゅう 京太郎(俺の腕に絡める様に抱きついて来た!?///////) 憧「男の子と女の子が、二人っきりでお出掛けするのをデートと言わずして、何をデートって言うの?/////」 京太郎「それは…確かに……」 憧「それに女の子同士でだって、デートって言うんだからね!!」 京太郎「そ…そうなのか……?」うーむ 憧「そうだよ。宥姉…って分かるよね?同じ大学の先輩だし…その宥姉も今頃は弘世さんとデートしてるんだから」 京太郎「松実先輩の事だろ?あのおもち姉妹のお姉さんの……」 京太郎「あの世代から、急に女子は強くなったからな。そりゃ知ってるよ」 憧「そうだよ。私も入ったし…これからウチの女子は黄金期に突入するからね!」 京太郎「そうだな……ま、男子は相変わらず弱いけどな……へーでもそうなのか…あの人が弘世さんとねぇ……」ふむ 憧「あっ。だからって記事にしちゃ駄目だかんね?」 京太郎「いやいや…プロって訳じゃないだろうし、流石に記事にする様な事でもないだろ」 憧「それもそうね…って、こんな事でダラダラ話しててもしょうがないから、早く行こっ!時間が勿体無いよっ!!」ぐいっ 京太郎「わわっ。分かったからそんなに引っ張んなって――――」 京太郎(案外マイペースな子だな……って、そういや咲もマイペースちゃあマイペースかな?ベクトルは違うけど……) ―――。 京太郎「で…取り敢えずどこに行くんだ?」 憧「えっ!?もしかして、女の子とデートだって言うのにノープランなの?」 京太郎「いや…だって……」 憧「そんなだから、京太郎君…そこそこイケメンなのに、女の子にモテないんだよ?」はぁ 京太郎「うるへい。じゃあ新子はもう決めてあるのかよ?」 憧「もっ勿論よっ!この新子の憧さんにおまかせあれ!!」ふんす 映画館前。 憧「初デートって言ったらやっぱり映画館だよねっ!ねっ!」 京太郎「……あれだけ大見栄切って、結局…映画って……流石にベタ過ぎないか?」 憧「そ…その辺はお互い様でしょっ!!」 京太郎「お互い様って……」 憧「しょ…しょうがないじゃない……私だって男の子とデートなんて…その…初めてなんだから……」ごにょごにょ 京太郎「ん?何か言ったか?」ふりふり 憧「何でもなーい。何でもなーい////////」 京太郎「?」 憧「とっ…取り敢えず何か観ようよ!!」 京太郎「ん…この『遠くの恋人(ヒト)より、近くの彼女(コ)!』って恋愛ものか?」 憧「ま…取り敢えず、これで良いんじゃない?そうと決まったら早く観るわよ!!」 京太郎「あ…ああ……分かった……」 ―――――。 再び映画館前。 京太郎(うーん…思ったより面白かったけど、何かもやもやするな……) 憧「その場で決めたのにしては、面白かったね」にこ 京太郎「う…ん。まーな……」 憧「ん?あんまり面白くなかった?」 京太郎「いや…そんな事は無いけど……何か引っかかるんだよ。よく分からんけど……」 憧「ふーん。私は特にそんな事は無かったけど……」 憧「遠距離恋愛に限界を感じた主人公が、近くに居る自分を慕ってくれる女の子の良さに気付くとことか……」 憧「その子の色んな処を知っていく内に、段々その子に惹かれていく過程が、特にリアルな感じで良かったと思う……」 京太郎「…………」 憧「最後に、主人公がその女の子と結ばれるシーンで、ちょっとうるってきちゃったし……」 京太郎「そうか…まぁとにかく新子が喜んでくれたのなら、俺も嬉しいよ」にこ 憧「――――!?//////」かぁぁ 京太郎「ん?どうしたんだ?顔が真っ赤だぞ。急な熱でも出たか?」 憧「なっ///何でもないわよっ!/////」あせあせ 京太郎「あっそれに。俺としては、ちょっとエッチな所があったのもよかったよな」 憧「――――//////!!」かぁぁ 京太郎「?」きょとん 憧「な…何よ?/////」どきどき 京太郎「もしかして新子って案外と純情可憐な乙女って感じなのか?」 憧「!?――――そ――――そんな事!!な――――/////」かぁ 京太郎「はは…意外だな…寧ろ何か援交とかでもしてそうなイメージ――――」はっ! 憧「!!?……………」ぷるぷる 京太郎「……あっ…い…今のは冗談だから!その…言葉のあやっていうか……」あせっ 憧「……ふーん。そーんなんだ…私って京太郎君に、そー思われてたんだ……」じとー 京太郎「あーごめん!つい冗談で適当な事を口走っただけだから!」 憧「……………知らないっ」ぷいっ 京太郎「うー……分かった。何でも言う事聞くから赦してくれ!」ぱんっ 憧「…………今…何でも言う事聞くって言ったよね?」ニヤリ 京太郎「うっ……い…言ったよ。俺に出来る事なら何だってしてやるよ!」 憧「ホントに?」 京太郎「おっ男に二言は無い!!」 京太郎(とは言ったものの…頼むから無茶な事は言わんでくれよ……)どきどき 憧「そっかぁ…どーしようっかなぁ……」 京太郎「い…今じゃなくてもいいからな、いつか思い付いたらd―――――」 憧「うんっ決めた」こく 京太郎「えっ?」 憧「まず…今から私の事を名前で呼ぶ事」 京太郎「名前ってあたらs――――」 憧「あ・こ」じっ… 京太郎「あこ……で良いのか?」 憧「うん」にこ 憧「後…もう一つ――――」 京太郎「一つじゃないのかよ!」 憧「とーぜんでしょ?あんな…デリカシーの欠片もない事を言ったんだから?」きっ 京太郎「……分かったよ…で、憧。あと一つって何だよ?」 憧「うん…じゃあ言うね」にこ 京太郎「…………」ごくり 憧「これから…私を飲みに連れてって――――――」にこ とある居酒屋。 憧「では。二人の再会を祝しまして」 憧・京太郎「「かんぱーい」」カチャン 京太郎「まぁインターハイの時にお互い見知った程度だし、再会って言う程、会ってはいない気もするけどな」はは… 憧「そうだね。でも私は一目見た時から、京太郎君の事が気になっていたんだけどな……」 京太郎「そうなのか?」 憧「うん////」にこ 京太郎「そっか…そう言われると悪い感じはしないな」へへ… 憧「ふふ…」 京太郎「まぁそれはいいとして、さっきはどんな無茶を言われるかと思ったけど、こんなんで本当に良かったのか?」 憧「もうっ。京太郎君は、私をどんな女の子だと思ってるのよ?」むぅ 憧「まぁ一度、男の子と…ううん…京太郎君とお酒を飲んでみたいって思っただけ」 憧「……『何でも』…てのは、ホントはただの理由付けでしかないよ」 京太郎「…………」ふむ… 憧「ん?どうしたの?」 京太郎「いや…何でもない!」どきっ 憧「あーその顔…またヘンな事考えてたんでしょ?もうっ私は君が思っている程、遊んでる訳じゃないんだからね?」ぷぅ 京太郎「いや…そんなんじゃないって。ただ…憧って俺の知ってる奴に、どことなく似てる様な気がしただけだよ」 憧「知り合いに、私に似てる人がいるの?」 京太郎「いや…何となくだけどな。でもソイツは、お前と違って結構…俺に無茶を言うような奴だったよ」はは… 憧「ふーん。そうなの……その子ってもしかして彼女とか?」じー 京太郎「えっ!?いやいや違うって。それはありえねーから」きっぱり 憧「ほんとーに?」 京太郎「ああ。胸張って言えるぜ……って…胸張る様な事でもないけどな……」はぁ 憧「そう……」ほっ 京太郎「でもソイツと比べてって訳じゃないけど、憧って俺が思ってたよりも、ずっと可愛い処があるんだな」にこ 憧「――――!!////私がその…か――カワイイって……な、ナニ当たり前の事を改めて言ってんのよっ!!//////」かぁぁ 京太郎「おいおい。当たり前って…やっぱちょっと似てんな」くい 憧「しょうがないでしょ?ホントの事なんだから」 京太郎「はいはい。そーですか」くい 憧「もうって……ん?京太郎君…日本酒なんて飲んでるの?」 京太郎「ん?ああ…それ程でもないんだけd――――」 店員「お待たせしましたー」コト 京太郎「おっきたきた」 憧「えっ?これって、もしかしていなり寿司?」 京太郎「そうだよ」 憧「へーこんなの居酒屋にあるんだ」 京太郎「まーはっきり言ってそんなには無いんだけどな。だからここにしたんだよ」 憧「そんなに好きなんだ?」 京太郎「まーそうだな……こうお猪口でくいってやって、一緒にいなり寿司を食べるのが好きなんだよ」 憧「へーそうなんだ。じゃあ――――」すっ 京太郎「あっ!?それ俺のお猪口……」 憧「…………/////」くい 憧「ふむ…あと――――」すっ 京太郎「あっ!?それは俺のおいなりさんだぞ!」 憧(こ…これが…京太郎君のおいなりさん……/////)ゴクリ… 憧「…………//////」ちゅっ…ぱく 憧「…………//////」はむはむころころ 京太郎(…………なんか…喰い方がいやらしーなオイっ///////)かぁ 憧「…………」ごっくん 憧「ン…オイシ……////」ニコ… 京太郎「――――――――///////」どきっ 憧「ん?どうしたの京太郎君?」 京太郎「なっなんでもねーよ!!」かぁ 京太郎(やべー…一瞬コイツのコトがちょっとエロ可愛く見えちまった……)どきどき 憧「ん?どうしたの?私の顔に何か付いてる?」 京太郎「いや…別に……そんな事より、憧はあんまり飲んだりはしないのか?」 憧「そんな事無いよ。大学の麻雀部の子とか、あと…しずとかかな?」 京太郎「しず?」 憧「高鴨 穏乃。私の同じ阿知賀出身の。覚えてるでしょ?和の友達だし」 京太郎「ああ。あのジャージの子だろ?」 憧「うん。あの子…私達と学校は違うけど、東京(こっち)に来てるから、よく女子会とかしてるよ」 憧「で、そう言う京太郎君はどうなの?」 京太郎「俺か?俺は専ら新聞部の奴等と男子会だよ。麻雀部じゃないのは申し訳ないけどな」 憧「ホントだよね」じとー 京太郎「はは……」あせっ ♪ピロピロリ―――― 憧「ん?電話?しずからだ…ってごめんね。マナーモードにし忘れてた」 京太郎「いいってそんな事。俺は気にしないから早く出てやれよ」 憧「ありがと」ピッ 憧「もしもし……しず?どうしたの?」 憧「…………えっ!?今、優希と家飲みしてるから来ないかって?」 京太郎(優希!?)びくっ 憧「ゴメンねしず。私…今デート中なんだ」どやっ 憧「えっ!?どの娘って…女の子とじゃないよ、男の子とデートしてるの///////」てれてれっ 京太郎「……………」くいっ 憧「誰とって?ふふん。和の清澄高校の麻雀部の部員だった、須賀 京太郎君だよ」 憧「しずも覚えてるでしょ?あの学ランの。そうその…今、その彼と居酒屋デート中なんだ」ふふん ?『なにー!!京太郎だと!?ちょっとしずちゃん電話を替わってくれだじぇ』がぁ! 憧(電話越しからでも声が聞こえる……) ?『憧ちゃん、久し振りだじぇ』 憧「優希?お久だね。えっ何言って……?わ、判ったわよ。兎に角、替わればいいんでしょ?」 憧(……そう言えば、優希は元清澄で、今はしずと同じ大学だったかな……) 憧「はいはい。今替わるから……はい、京太郎君。あなたの飼い主さんとやらが電話替わってくれって……」 京太郎「はぁ…やっぱりそうなるのか……はい。もしもs――――」 優希『こらー犬!お前、咲ちゃんというものがありながら、憧ちゃんとデートたぁどういうこった!!』がぁ!! 京太郎「声がでかい!もっと小さい声で喋れよ。あとデートって…あk…新子さんとは、たまたま同じ大学だったんだ」 京太郎「それで、再会した記念って事で、飲んでるだけだよ。それ以上の事は断じてない」きっぱり 憧(えっ……!?)ズキッ 京太郎「……はぁ?どういう事だって?だからそー言う事だよ」 京太郎「咲?……残念ながらアイツとは付き合えてはないよ」はぁ 京太郎「告白したけど保留っつーか…殆んど振られた状態だから……」がっくり 京太郎「―――ってンな事なんか聞くなよ!言ってるこっちが哀しくなるだろうが?」はぁ 優希『…………私は…京太郎の気持ちも、咲ちゃんの気持ちも知ってたから……身を引いたのに……』ぼそ… 京太郎「ん?何か言ったか?」 優希「――――!!/////なっなんでもないじぇ!/////もういいじょ。シズちゃんと替わるじぇ!」 穏乃『もしもし須賀さん。お久し振り…って言うか、二人でこうやってお話するのって、もしかして初めてかな?』 京太郎「ああ…そう言えばそうかな?」 優希『――――…・・――――…・・…――』ぎゃーぎゃー 京太郎「ん?今、そっちのタコス娘が、後ろで何か言ってないか?」 穏乃『……その…全く躾のなってない犬だじぇ…って喚きボヤいてる……』はは… 京太郎「まぁそんなこったろうと思った。まったく自称飼い主さんが、そう言ってりゃ世話ないぜ……」はぁ 穏乃『あはは…そうだね』 京太郎「それじゃ。新子さんと替わるから」 穏乃『うん――――あっ…あのっちょっと待って!』 京太郎「えっ!?何?」 穏乃『あの…須賀さん……憧の事、宜しくお願いします。あぁ見えてとっても優しくて、純粋な子ですから』ぺこり 京太郎「……………………あ、ああ……じゃあ替わるから……」すっ 憧「………………もしもし、しず。今日はゴメンね、今度必ず埋め合わせするから』 穏乃『うん。その時は玄さんも宥さんも呼んで、久し振りに皆で集まろうよ』 憧「うん。いいねそれ。あと灼も呼んじゃおうか?」 穏乃『はは…灼さんは吉野(じもと)だから、流石に無理だよ』 憧「まー確かにね……」 穏乃『じゃあ…お邪魔になっちゃうから、そろそろ切るね』 憧「うん」 穏乃『じゃあ…あっ!あと一つ』 憧「ん?何よ?」 穏乃『憧…これから大変だと思うけど…私はどんな事になっても憧の事、応援してるからね』 憧「…………うん。しず…ありがと……」 穏乃『うん…じゃあまたね。憧』 憧「またね。しず」ピッ 憧(………………………そうだよね…よしっ!!)ぐっ 憧「京太郎君!!」 京太郎「はい!!」びくっ 憧「今日は、めいっぱい飲むわよっ!!」 憧「うふふ…おしゃけオイシーね……////」くいっ 京太郎「はは…憧さんは御機嫌だな……」 憧「えへへ…憧ちゃんはごきげんだよー。ねえ…きょーろーは、わたひと飲んでて楽しい?」じ… 京太郎「お…おう……」 憧「あーその顔!そっか…京太郎は私と飲んでても、楽しくないのか……」しゅん 京太郎「そっそんなことねーから。楽しいから。俺もゴキゲンだぜっ!!」 憧「えへへ…ありがと……わたひもたのひーよ」にこ 京太郎(うーん。でも…こりゃ正直言って、かなり飲み過ぎてるな……) 京太郎(って…いつの間にか、カクテルから日本酒にシフトチェンジしてるし……)ぐび… 憧「だっ…だったりゃ、きょーたろーも…もっと飲みなひゃい!」ずいっ 京太郎「飲んでるよ。それより、お前は飲み過ぎなんj――――!!」 京太郎(……って…いつの間にか、呼び捨てにされてるし……) 憧「もーきょーたろー飲まないんなら!!」ばっ 京太郎「あっ!?俺のジョッキ!!」 憧「えへへ…いただきまーす/////」ごくごくごく 憧「えへへ…きょーたろーのナマすっごくオイシー//////」ぷはー 京太郎(うっ……!まずいな…こりゃ何とかしないと……取り敢えず店を出るか……) ――――――。 近くの公園。 京太郎「ほい。これお茶」すっ 憧「ありがとー」こくこく 京太郎「少しは落ち着いたか?」 憧「うんっ京太郎く―…きょーたろーは優ひーね/////」にこっ 京太郎「そっそんな事はねーよ」 京太郎(しかっし、まいったな…まだかなり酔ってるみたいだし……) 京太郎(送ってくっていっても、コイツの家、知らないしな…当たり前だけど……) 京太郎(俺の家って訳にはいかないし…最悪…優希の所……ってのは避けたいな。何言われるか判らんし……) 京太郎(さて…どうしたものか……)うーん 憧「ねぇ…きょうたろ…京太郎君……」 京太郎「ん?何?」 憧「京太郎君と宮永さんって…どんな関係なの?」 京太郎「えっ!?」どきっ 憧「さっきの電話…優希と話している時に聞こえた『咲』って…宮永さんの事なんでしょ?」 京太郎「それは……咲は俺と同じ清澄高校の時の同級生だったやつで…同じ麻雀部で―――――」 憧「そんな事聞いてるんじゃないの!!ねぇ宮永さんはアナタにとってどんな女性(ひと)なの?」じ… 京太郎(うっ……なんて思い詰めた目で俺を見るんだ……)たじ… 京太郎(――――って急に酔いが醒めたのか?いや…もしかして最初からそんなに酔って無かったのか?) 京太郎(いや…そんな事より……流石にこの場面で、ヘンにはぐらかす訳にはいかんわな……)すぅ… 京太郎「そうだな……俺と咲は―――――――」 憧「ふーん。そーなんだ……」 京太郎「ああ…そう言う事だ。だかr――――」 憧「京太郎君が苦労してウチの大学に入ったのも、新聞部に所属しているのも、全て宮永さんの所為なんだ」 京太郎「所為って…俺が勝手に決めた事だよ」 京太郎其れなりの大学に入って、新聞部で取材や編集の勉強をしているのも、いつか麻雀関係の記者になれば」 京太郎「プロで活躍してるアイツに形はどうあれ、少しでも近くに居られるかも知れないって思っただけだ」 憧「でも…その彼女は京太郎君を振る訳でも、付き合うでもなく放置して、自分はやりたい事をやっていると」ふん 京太郎「そんな言い方すんなよ。プロの世界ってやっぱ厳しいだろうし、中途半端な覚悟じゃと務まらないんだろ」 憧「だから努力すれば、頑張ればそんな彼女に近づいた気分になれるって思ったんだ?」 京太郎「―――――そんな言い方はないだろ」カチン 憧「ねぇ京太郎君。どうしてあの時、私が君に声をかけ、デートに誘ったか分かる?」 京太郎「…………」 憧「初めて…三年前のインハイで君を見た時から、ずっと気になってた」 憧「インハイが終わってからも…密かに和から君の事を、それとなしに聞いてもしてた……」 憧「……でも冷静に考えて、住んでる所も離れてるし、逢える機会も殆んど無いからって諦めてた……」 憧「でも…和から京太郎が同じ大学だって聞いた時に、これは運命だって本気で思ったんだ」 憧「だから、男子麻雀部を覗いたりして探してたけど…何時もいなくて、ずっと見付けられなかった」 京太郎「そこに関しては申し訳無いとは思ってる」 憧「だから初めて見つけた時は、本当に嬉しかった。でも、どきどきしてなかなか声を掛けられなかったけど……」 憧「でもあの時…それでも緊張を抑えて、意を決して…やっと話し掛ける事が出来た時は嬉しかったな……/////」にこ 京太郎「憧……」 京太郎(正直…ナニを言ったらいいのか分からない…それにこの流れ…ヤバい――――) 憧「……ねぇ京太郎君。私あなたの事がその…好きみたいなの……だから……私とつきあっt―――――」 京太郎「あっ憧っ!ちょっとまて!!」 京太郎(あ…あぶねぇ……今の憧…すっげえ可愛いし、このまま告白されたら受けちまいそうだった……)どきどき 憧「……やっぱりダメか……なら友達だったらいいよね?今は…それで良いから……」 京太郎「…………ああ…それなら……」 京太郎(……流石に断れんって言うか…憧、やっぱ凄く可愛いよな。普段も酔ってる時も、そして今も……) 京太郎(でも俺は…咲の事が好きなんだ……) 京太郎(たとえ今…逢えなくても、殆んど振られた状態でも…それでも、あいつの事を忘れるなんてこと出来ない……) 憧「でもね…京太郎君……」もごもご 京太郎「何だよ?言いたい事があるなら言ってくれよ」 憧「分かった。言うね……京太郎君は…本当にそれでいいの?」 京太郎「えっ!?」どきっ 憧「告白しても…まともな返事も貰えなくて……」 憧「その上、仕事に集中する為に他の事を考えたくないから、一年の間、返事を待っててくれなんて、どれだけ身勝手な子なの」 京太郎「憧!」 憧「ねえ…京太郎君…………もう…いいんじゃないかな……」 京太郎「!?」 憧「京太郎君は充分に待ったし、たくさん努力もしてる。でも、そこまで想われてる宮永さんは、自分の事ばっかり……」 憧「挙句の果てには、その女に振られるのかもしれない。だったら…もういいんじゃないかな?」 京太郎「いいって…何がだよ……」 京太郎(くっ…何だ…?俺の心が、だんだん不穏になっていく様な感じがする……) 憧「はっきり言うよ。もう…宮永さんの事は諦めた方がいいと思う」 京太郎「!!?」 憧「宮永さんと京太郎君がどんな関係を築いて来たのかは分からない。私とは一緒に居る時間が違い過ぎるから……」 憧「でも…その彼女はもう君と同じ場所に居ないんだよ。ううん。もう同じ場所に立つ事なんて出来ない」 京太郎「そっそんな事は――――」 憧「ううん。京太郎君は…宮永 咲という人に……心を縛り付けられている」 京太郎「…………」 憧「ごめんね…凄く意地悪な事を言っているのは…自分でも判ってる」 憧「でも、京太郎君がいくら望んでも、手を伸ばしても、今の彼女には届かない伝わらない」 憧「……でも」すっ ぎゅっ 京太郎「!?/////」 京太郎(俺の右掌を憧の両掌がぎゅっと包んで……) 憧「でも私なら…触れられる所に居る。温もりを感じられる……私は京太郎君のすぐ傍に居る……」 京太郎「憧……」 憧「今はまだ無理かもしれない。でもいつか…君を縛り付ける物を、私が取り払ってあげるからね」にこ 京太郎(あったかい…憧から伝わってくる温もりが心地いい……) 京太郎(本当に何かを解きほぐされていく様な…心地よく溶かされていく様な…そんな感じがする……) 京太郎「あ…憧……」どきどき 憧「京太郎君……」どきどき 京太郎「………………きょ……今日はもう遅いし、そろそろ帰ろう……」 憧「…………うん…そうだね」にこ 地下鉄駅前。 憧「うん。ここまでで良いよ。今日は付き合ってくれて本当にありがと。すっごく楽しかったよ」にこ 憧「また付きあってね。京太郎くn――――ううん。京太郎。じゃあまたね―――――」ふりふり たたっ 京太郎「…………言いたい事言って、行っちまったな……」はぁ 京太郎(でも……助かった…………)ほっ 京太郎(あのまま押し切られていたら、本当に危なかった。それ位に可愛いくて、そして…真摯だった……) 京太郎(何より…俺が今一番欲しいものをくれた気がした……) 京太郎(くっそ…また逢いたくなっちまったじゃねーか) 京太郎「遠くのヒトより近くのカノジョ」 京太郎「……………か……」 その頃。 とあるホテル。 先輩プロ「宮永。今日の対局は中々よかったぞ」 咲「ありがとうございます。先輩」ぺこり 先輩プロ「春頃まではどこか中途半端な感じだったが、最近は集中して打てているみたいだし、この調子で明日も頼むぞ」 咲「はい。これも先輩のアドバイスのおかげです」 先輩プロ「そうか。じゃあ今夜はゆっくり休めよ。おやすみ」 咲「お休みなさい」ぺこり ガチャ ばふっ 咲「疲れた……」ふー 咲(デビュー当時…私はプラマイゼロどころか、勝つ事すら全くできなかった……) 咲(勿論。プロの人達のレベルが高いのは判っていたし、プロになった気負いもあったと思う) 咲(でも…一番はやっぱり……) 咲(京ちゃんの事―――――) 咲(あの時…京ちゃんに告白された時……嬉しかった…私も京ちゃんの事が好きだったから……) 咲(でも……それ以上に戸惑いがあった。京ちゃんがまさか私に告白してくれるなんて、思いも寄らなかった……) 咲(でも私は……その時既にプロ入りが決まっていたから) 咲(もし…先に京ちゃんが告白してくれていたら、私はプロにはならなかったのかもしれない) 咲(でも…プロになるって決めて、チームと契約した以上、今更辞めるわけにはいかなかった……) 咲(それに。この時の私自身、プロの世界で自分の力を試したい。と言う想いも芽生え始めていたから――――) 咲(だから…素直に告白を受け入れる事は、あの時の私には…どうしても出来なかった……) 咲(でも…プロ入りして京ちゃんと離れ離れになって、気持ちがぐらぐらして…どうしていいか分からなくなって……) 咲(そこを先輩に見透かされて、先輩にこう言われて、私はそれを受け入れた) ――――中途半端な気持ちじゃプロは務まらない。少なくても一年は麻雀だけに集中した方が良いって……。 咲(本当に…本当に勝手だと思う…でも私は一方的に京ちゃんと、距離を置く事を選択した……) 咲(それから私は麻雀だけに集中する事になって、少しずつだけど勝てる様になった……) 咲(チームの一員としてとしてチームに必要とされるようになった。でもやっぱり――――) 咲「…………寂しいよ…京ちゃん……」じわ… 咲(……いくら勝っても活躍しても…忘れた頃にこみ上げて来る…寂しさと恋しさ……) 咲(私はやっぱり……京ちゃんの事が好きなんだ……) 咲「早く逢いたいよ…京ちゃん……」ぐすぐす… 咲(京ちゃん…もう彼女さんとか出来ちゃてるのかな……もう私の事なんて忘れちゃっているのかな……) 咲(…………だとしても…私に文句を言う資格は無い……) 咲(ホントは今すぐにでも、京ちゃんの元へ飛んで行きたい……) 咲(でも私が決意し、其れを勝手に京ちゃんに押し付けたんだから、それを自分から破る事なんて絶対に出来ない) 咲(プロの雀士として…一人の女としてそれだけは絶対に許されない。それに京ちゃんにだって当然…選ぶ権利はある) 咲(いくら優しい京ちゃんだって…こんな自分勝手な子の事なんて、とっくに愛想尽かしているに決まってるよね……) ――――でもそれでも私は……一縷の望みを信じて………… その時が来たら…きっと―――――。 京太郎(あれから俺は…憧と二人で遊びに行ったりする事が多くなった) 京太郎(どこに行くかとかは専ら憧が決めていたのだが、彼女はああ見えて、凄く気使いの出来る子なんだと思う) 京太郎(何だかんだで、どこに行くにも俺が愉しめて、尚且つ自分も愉しめる処を上手に選んでいた様に思うしな……) 京太郎(しっかりというか、ちゃっかりしているとでも言うのだろうか……?) 京太郎(でも。そんな所も可愛くて、健気で…そして俺の事を引っ張り上げてくれる様な感じで……) 京太郎(俺自身、そんな彼女に次第に惹かれて行くのを、否定する事が出来なくなっていた) 京太郎(そして…彼女によって俺の心の中の何かが、次第に解きほぐされていく心地よさと……) 京太郎(それと同時に何かを…少しづつ、忘れてしまっていく様な気持ちも感じていた……) 京太郎(そして。そんな日々を過ごしながら、桜の花咲く頃……俺は次第に現実問題になって突き詰められる事があった) 京太郎(言わずもがな…咲の事だ―――――) 京太郎(もうすぐ四月…咲との約束の月……) 京太郎(俺は……どうすりゃいいんだろうな……) 京太郎(憧は俺にちょっと不器用だけど…はっきりと分かる好意を俺に寄せてくれる……) 京太郎(容姿も言っては何だが、咲よりも良いと思うし、オシャレにも気を使っている) 京太郎(何よりも勝気なんだけど、時折見せる純情で照れ屋な処が堪らなく可愛い) 京太郎(頭も良くて、さり気なく俺に話も、行動も合わせてくれる……そんな女の子……) 京太郎(でも俺は……それでも…………) 京太郎(俺は悩みに悩んだ…こんなに悩み、二人を天秤に掛けている自分にこんなにも自己嫌悪もしたのも初めてだった) 京太郎(咲の返事が来るまでに、それまでに絶対に決めなければならない) 京太郎(返事待って決めるなんてのは、男として格好悪いし、何より二人に対して失礼極まりない話だろう) ――――そして俺は…考え悩み抜いた末。結論に達し覚悟を決める。 もう迷わない。どうなったとしても後悔しない。俺は――――――。 四月の初め頃。 学内のとある喫茶店。 京太郎「雨…か……」 京太郎(そう言えば咲からあのメールが送られてきたのも、こんな雨の日だったな……) 京太郎(しっかし…もう四月で桜も咲いてるってのに、未だ全然肌寒いな……)ぶる 京太郎「コーヒーを買ってと……ええっと…どこに……あそこか」たたっ 京太郎「お待たせ。自分から呼び出しておいて、俺の方が遅くなってしまってゴメンな」 憧「ううん…いいよそんな事」にこ 京太郎「はい。コーヒー…ってもう注文してたのか……しかも全然飲んでないみたいだし、要らなかったかな?」 憧「ううん。ありがとう。せっかく京太郎が、私の為に持って来てくれたんだもん。有り難く頂きます」こくこく… 京太郎「そんな大層なモノじゃないんだけどな」 憧「京太郎のくれたコーヒー……おいしい」にこ 京太郎「そっか…それならいいんだけどさ……」 憧「えへへ…でも京太郎から誘ってくれるなんて…珍しいね。でも…嬉しい」にこ… 京太郎(…………心なしか憧の表情が、何処か曇っている様な感じがする……) 京太郎「憧…いきなり呼び出して悪かったな。でも…どうしても今日言わなければならない事があるんだ……」 京太郎(そう…今日じゃないとダメなんだ『結果』が出てからじゃ遅いんだ)ぐっ 憧「……大事な…話なの?」 京太郎「ああ」こく 憧「…………そう。それだったら外に出ない?そこで話して……」 京太郎「外って…まだ雨が降ってるぞ。それにまだ肌寒いし……」 憧「どうしても…外で話したい気分なんだ。だめ…かな……?」 京太郎「……わかった…外に出よう」 憧「うん…ありがと」 京太郎「あっカップは俺が持ってくから……ん?」 ――――片付ける為に手に持った三つのカップ。その中で一つのカップだけが空になっていた……。 学内の広場。 京太郎(雨が降ってるのと講義棟から離れている所為か、殆んど人が居ないな……) 憧「…………」ふるふる 京太郎(……俺はここで今から目の前の、微かに震えながら傘を差している女の子に言わないといけないのか……)すぅ…はー 憧「それで……話って何なの……?」 京太郎(……くっ…やっぱりいざとなると言い辛いな…駄目だ!逃げるな!男ならはっきり言え!!)ぐぐっ 京太郎「…………憧……ゴメン。俺はやっぱり咲からの返事を待つ事にする。だからお前とは付き合えない」 憧「………………」 京太郎「お前が俺なんかに好意を寄せてくれるのは、ホントに嬉しいし、振るなんて罰当たりな事だって百も承知してる……」 京太郎「でも俺は…やっぱり咲の事が好きなんだ。例え振られる事になったとしても、それでも俺は―――――」 憧「…………わかってた……京太郎が宮永さんを択ぶ事くらい……わかってたんだ……」 憧「ほんのたまにだけど…宮永さんの事を話す時の京太郎の顔……とってもいい顔をしていたから……」 憧「…………私に向けては…一度も見せてくれなかった顔……」 京太郎「……憧…俺は――――」 憧「でも――――私は……それでも私は…京太郎の事が好きなの……」ぐっ 憧「初めて京太郎を見た時…カッコよくて…優しいそうな人だって思った。一目見た瞬間から、ずっと気になってた」 憧「初めてデートした時に…私はやっぱりこの人の事が好きなんだって、はっきりと分かった」 憧「それからデートする度にどんどん好きになっていくのも……抑え切れない位に実感していた」 憧「だけど…もしかしたら私は…宮永さんの代わりでしか無いのかもしれない。そう思う事もあった……」 憧「でも!そうだったとしても、京太郎は私を大事に思ってくれているって事は判っていたから……」 京太郎「憧……」 憧「ねえ…京太郎……どうしても私じゃ駄目なの?宮永さんじゃないとダメなの?」 京太郎「…………」 憧「……こんな事言っても、困らせるだけだってのは分かってる……」 憧「……でもお願い!お願いだから宮永さんなんかじゃなくて私を選んでよ!!!お願い…だから……」ふるふる 京太郎「憧…俺は憧みたいな可愛くて素敵な子に好きって言われて、本当に嬉しい」 京太郎(声に出しては言えないけど…もし咲が居なかったら。俺は手放しで喜んで憧と付き合っていたと思う) 憧「それなら!――――――」 京太郎「でも俺は…俺には咲しかいないって決めたんだ……」 京太郎「たとえ俺が咲に振られる事になったとしても…それでも今の俺には、咲以外考えられないんだ」 京太郎(俺は馬鹿だ…大馬鹿だ……憧の優しさと好意に甘えて、ずるずるとしてしまった結果がこれだ) 京太郎(そうだ。俺は結局…憧の想いに応えられずに、傷付ける事しか出来なかった……) 憧「でも!!宮永さんはここにはいないんだよ…彼女がいるのは私達と違う世界……」 憧「でも私はここにいる!二人で一緒に触れ合える。寄り添えられる。感じ合える……」 憧「私は…何時も京太郎の見える処にいるから!!だから―――――」 憧「見えない人の事なんて見ようとしないで、もっともっと目の前で見える私の事を見てよっ!!」 京太郎「憧……」 憧「だから……お願い…………」ふりふり… 京太郎(憧が…あの勝気な女の子が……外聞も無くいやいやして……) 京太郎(まるで…玩具を欲しがってせがむ子どもの様に……それも俺が…この子をそうさせちまったんだな……)くっ… 京太郎「ごめんな憧……もう俺は中途半端にしたくは無いんだ。だから―――――」 憧「どうしても…駄目なの…………?」 京太郎「ああ……」こく… 憧「分かった!!いい…もういいよ……ごめんね京太郎…我儘言ってホントにゴメンね……」ぽろ… 憧「分かっていたのに……本当に…分かっていたのに……」ぽろぽろ ばっ… 京太郎「!?」 京太郎(えっ!?傘を投げて…空を見上げてる……?) 京太郎「って!おいっそんな事してたら濡れちまうぞ!!」だっ 憧「来ないでっ!!いいから来ないでよ!!」 京太郎「憧…何を言っt―――――」 憧「…………う…うう…ああ…わぁぁん……うわぁぁぁぁぁ――――ん!」 京太郎「憧!!」 憧「泣いてなんてない!これは雨だから…泣いてなんてないんだからね!!」 憧「大丈夫だから。ただちょっと大声出したくなっただけだから!」 憧「だから…お願い…早く行って…早くどっか行ってよ!!」 京太郎(……憧…………そうか………) 憧(泪なんて見せたくない…心配なんかさせたくない。して貰いたくもない。コレは私のできる精一杯の矜持――――) 京太郎(……そうだな…情けないけど…俺がコイツにしてやれる事なんて、もう何一つも無いんだ)ふりふり 憧「うぁぁぁぁん……うわぁああああああ―――――ん!!」 京太郎「……分かったもう行くよ」ぺこり 京太郎(くそっ!俺に出来るのは……彼女の意を汲んで、とっとと立ち去る事しかねーのかよ!!)たたっ 京太郎(ごめんな…憧……) 憧「うわぁぁぁぁ―――――――あぁ…・・ぁ…・・……――――」 ――――俺は…走りながら彼女から離れる程に、彼女の嗚咽が雨音で掻き消されていくのを感じていた……。 憧「……ひっく…ひっく……」ぐすぐす 憧(……雨にぬれて寒い…でも…こんなびしょびしょじゃウチに帰れないよ……)ぶるぶる 憧(……振られちゃった……そうなる事は分かってたのに…それでもこんなに胸が苦しいなんて……)ぐすぐす 憧(初恋は実らないってよく聞くけど…ホントだったんだ……)ぐす… 憧(このタイミングで振ったって事は…もし宮永さんに振られても、私とは付き合ってはくれないんだろうな……) 憧(そんな事したら私に失礼なんて…いらない気遣いなんてして……) 憧(京太郎のバカ!京太郎なんて役満直撃されて跳んじまえっ!!) 憧(でも…それでもやっぱり……大好きだよぉ…胸が切ないよぉ苦しいよぉ…………)ひっくひっく ♪ヴヴヴ…ヴヴヴヴヴ…… 憧(でんわ?……しずからだ……) 憧(こんな時に電話なんて…………でも…しずの声が聞きたい……) ―――――こんな状態で話したくない…でもそんなプライド以上に、今の私は温もりが…より掛かれるものを欲しかった……。 ピッ 憧(………………もし…もし―――――) その日の夜。 京太郎「ただいまーって誰に言ってんだか……」 ぼふっ ごろん 京太郎「もういつ着てもおかしくは無いよな……」どきどき 京太郎(俺に出来る事は全てやった……と思う) 京太郎(……とは言っても、咲の返事とは何の関係も無い自己満足だけど……) 京太郎(それでも頑張った分だけ、アイツに少しでも近づける気がしたんだ……) 京太郎(何より…憧には悪い事したな……俺がこんなブレてなかったら、あんな思いはさせなかったのに……) 京太郎(もう…ああしてしまった以上、もし咲に振られたとしても、もう憧付き合うなんて事は出来ねーよな……)はぁ 京太郎(って…何女々し過ぎる事を考えてんだ!!全く恥ずかしくて申し訳なさ過ぎて、ンな事出来ねーに決まってるだろうが!!) 京太郎(…………くそっ!後は野となれ山となれってんだ。俺に出来る事なんてもうねーんだから!!) ♪ヴィヴィヴィヴィ…… 京太郎「メール!!」がばっ 京太郎「さ…咲からだ……」ゴクリ… ――――――――。 京太郎「………………もう見るのが怖くて一時間も見れてない……」どきどき 京太郎「これじゃただのヘタレだよ!!ええい見るぞ!!見てやるぞ!!!もうどうにでもなりやがれ!!!」 ドキドキドキドキドキドキ――――― ピッ… 京太郎「………………」じ……… 京太郎「………………うお――――」 京太郎「――――――――――――うおおおおおぉぉぉぉぉぉぉ―――――」ばばっ!! ――――――――メールを見た瞬間。俺は無意識に高々と両手を突き上げていた。 おしまい。 おまけ。 四月中頃。 大学のキャンパス内。 咲「へぇ。コレが京ちゃんの通ってる学校のキャンパスなんだぁ」 京太郎「結構広いだろ?もう少し早かったら、桜もまだ咲いてたんだけどな」 京太郎「前の雨で殆んど散っちゃったんだけど。ここの桜、満開の時は結構キレイなんだぜ」 咲「そうなんだ。じゃあ来年はお花見デートしようね////」にこ 京太郎「ああ。そうだな」にこ 京太郎「でも…正直…OKしてくれるとは思わなかったよ、ずっと待たされっぱなしだったしな」はは 咲「ごめんね…京ちゃん。私が勝手ばっかり言ってた所為で…私…ずっと京ちゃんの優しさに甘えてた……」しゅん 京太郎「確かに随分待たされたけど…まぁプロの世界は厳しいって事位は判るし、お前も色々考えての事だろうしな」 咲「京ちゃんは…ホント優しいね……」 京太郎「んなことねーよ」へへ… 咲(……ううんそんな事ない。京ちゃんはホントに優しいよ…こんな私をずっと待っててくれたんだもん……)じ… 京太郎「ん?どうしたじっと人の顔見て。何か付いてるか?」 咲「ううん。何でも無い。何でも無いよ」にこ 京太郎「そうか……」 咲「ねえ京ちゃん……私…今まで京ちゃんに何にもして上げられなかった分、これからは出来る限り一緒に居るからね」 京太郎「ソレは嬉しいんだけど…いいのか?試合とかで大変なんじゃ?」 咲「……私…この一年で分かった事があるんだ……」 咲「確かに京ちゃんと離れてた一年の間。麻雀だけに打ち込んで、ある程度の結果を出す事を出来た」 咲「でも…それだけじゃ駄目。ずっとずっと寂しかった…胸に穴がぽっかり空いた様な喪失感があった」 咲「だからこれからの私は、欲しい物は我慢しないで手に入れるって決めたの。勿論…全力でね」にこ 京太郎「うおっここに来ての欲張り屋さん発言。お前…この一年で随分変わったな……」 咲「うん。これが一年…プロの雀士としてやってきて、辿り着いた結論」 咲「麻雀も恋愛も手を抜かず、全力で頑張るって決めたんだ。だから覚悟してね京ちゃん」にこ 京太郎「…………草食系文学少女とは思えない発言だな……」 咲「ううん。私は根っこの部分は何にも変わってないよ……」 咲「ただ…京ちゃんも麻雀も大好きだって事を我慢しなくなっただけ」にこ 京太郎「そうか…じゃあこれからお付き合いよろしくお願いします。お手柔らかにお願いします。咲さん」ぺこり 咲「こちらこそよろしくお願いします。京太郎君」ぺこり 京太郎「あはは」 咲「えへへ…」 京太郎・咲「「あははははは」」 咲「でも…ホントに良かった……京ちゃんもう他の女の子とくっ付いちゃってるって思ってたから……」 京太郎「そんな事ねーよ。俺はこんなチャラチャラした見た目だけど、中身は一途な純情ボーイ何だからな?」 咲「ふふ…そうだね」にこにこ 京太郎「だから安心s――――」 京太郎「――――――!!!」ドキィッ!!! 咲「……ん?どうしたの?京ちゃn――――」 京太郎「……い…いや何でも……そっそうだ咲。あっちのキャンパスに行こうぜ!!」どきどき 咲「う…うん」 京太郎(こっここはすぐにでも離れt――――――) 憧「――――――あれ須賀君?偶然だね……それに宮永さん?」 京太郎「!!!?」びくぅ!! 穏乃「お久し振り須賀さん。それに宮永さんも」ぺこり 咲「…………京ちゃんこの人達、阿知賀女子だった人達だよね?和ちゃんの友達の」 京太郎「ああ。あk…新子はここの学生なんだ。だけど…新子はいいとして、どうして高鴨もいるんだ?」 穏乃「はは…それはね。実は…憧とはたまに、お互いの学校を案内し合ったりしてるんだ」 憧「それより…宮永さん…ううん宮永プロはどうして学校に?」 咲「私も…京ちゃんに学校を案内して貰ってたの。私…この人とお付き合いしてるんだ」じっ 憧「!?」 憧(今…こっちを見て……流石インハイチャンプのプロ雀士…鋭いわね……でもそれなら――――) 穏乃「へーそんなんですか……これはお邪魔でしたね。じゃあ憧…行k――――」 憧「そうだったんですか。でも私も須賀…ううん京太郎君とは随分仲良くさせて貰ってるんですよ」にこっ 咲・京太郎・穏乃「「「!?」」」 憧(言ってやった!言ってやった!!でもこれだけじゃ―――――) 憧「……でも宮永さん…いいえ宮永プロ」 咲「何ですか?」 憧「いえ…プロリーグで新人賞を獲った有名人が、こんな処で堂々と彼氏とデートなんてしていて大丈夫なんですか?」 京太郎「いや…それは……」 咲「私は仮に有名人だとしても、それは麻雀のプロであって、アイドルとかじゃないから、全然問題ないよ」 京太郎(いや…そんな事は……もし当事者が俺じゃなかったら、新聞部としては、とんでもなく美味しいネタなんだけどな) 京太郎(……って、もしかしてもうアイツらに撮られてんじゃねーだろうな……)きょろきょろ 咲「それに…撮られたとしても、別に私は困りませんから」ぎゅっ 憧「!!」ムッ 京太郎「おっおい咲!…そんなくっ付くと……」 憧「それは大層な事で…でも将来を嘱望されているプロとただの大学生では、住んでる世界が随分違うと思いますけど?」 咲「どういう事?」 憧「お互いの目線が違い過ぎると、釣り合いが取れてくなって、ずっとすれ違って―――――」 憧「いつか破綻するんじゃないか……って事ですよ?」ニヤリ 穏乃「あっ憧!?」おろおろ 京太郎「おっおい憧!何言って―――――」 咲「大丈夫だよ。新子さんが望む(おもう)様な事には、決してならないですから」きっぱり 憧「そう…だといいですね?じゃあ。行こっか?しず」ファサ……… 穏乃「う…うん!それじゃあまた。大変失礼しました!!」ぺこり 憧「あっそうだ―――――」ずいっ 京太郎(!?おっおい!顔が近い!!///////)どきっ 憧「またね。京太郎君……ううん京太郎――――」すっ… ちゅっ 京太郎「!!!??」 咲・穏乃「「!!?」」 憧「えへへ…今まで色々シテくれたお礼に、私のファーストキスあげる!!じゃあまたねー!!////////」たたっ 穏乃「ちょっ憧!!すっ済みませんでしたー!!」ふかぶかとおじぎ たたたっ―――― 咲「…………京ちゃん…唇にチュウ(これ)って、一体どういう事なのカナ?カナ?」ゴゴゴゴゴゴ―――― 京太郎「いっ…いや……これはその―――――///////」あたふた 咲「…………いいよ…今の私がとやかく言う資格なんて無いのは判ってるから……」ギリィ… 京太郎(言っている事と…お貌の表情(ようす)が全く違うのですけど……)おどおど 京太郎(いや…ここは男として、寧ろおどおどするんじゃなくて、こいつを安心させてやらないとな!!)ぐっ 京太郎「…………確かに、あれから色々あったけど。咲…これだけは、はっきりと言える」キリッ 京太郎「これまでも、これからも……たとえ、どんな事があったとしても、俺はお前だけだから」だきっ… 咲「……!!うん…私も京ちゃんだけだからね……」ぎゅっ… 咲「……でも。もしあの子…ううん…誰であろうと、私と京ちゃんの仲を邪魔する様な子がいたら…その時は―――――」 咲「全部纏めて私が――――――」 咲「ゴッ倒す!!!!」ゴッ!! 京太郎(…………誰もゴッ倒されない様に…誠心誠意、気を付けさせて頂きます……) 穏乃「もうっ憧ってば、彼女さんの前であんな事して、私、知らないよ?」 憧「こっ…これ位の事はさせて貰わないと。わ…私の気が済まないんだもん!!//////」まっかっか 穏乃「まったく…そんな真っ赤になってる癖に…良く言うよ」はぁ 憧「そっそんなことないわよっ//////!!それに…その内に、ホントに私が言ったみたいになるかもしれないじゃない?」 穏乃「まったく…立ち直りが早いと言うか…懲りないね、憧は……」はぁ 憧「あのねぇ…そうさせたのは、しず…アンタの所為なんだからね」 穏乃「私の所為?」きょとん 憧「そうだよ…あの時…私が京太郎に振られた時…あの時…直ぐに駆け付けてくれたじゃない」 穏乃「うん。あの時…何か胸騒ぎがして、憧に電話したら…あんな聞いた事もない声で出るんだもん。吃驚したよ」 憧「そしてら…ホントにすぐ来てくれて…それに着替えと、あったかい飲み物まで持って来てくれて……」 穏乃「いや…雨音はするのに、傘を差してる感じじゃなかったし……」 穏乃「それに…声も寒さに震えてる感じだったから、もしかしたら、ずぶ濡れ何じゃないかなって思って」 憧「あの時は本当に凄く嬉しかった。しずが…私の親友で居てくれて本当に良かったと思った」 穏乃「はは…そう面と向かって言われると照れちゃうな/////」てれっ 憧「それにあの時…私の話を聞いて、しずも一緒に泣いてくれて……」 穏乃「そっ…そうだったかな…はは……//////」 憧「あの時のしず…私にこう言ってくれたじゃない―――――」 憧「『悪い事があったとしても、その内いい事もあるから大丈夫』って……」 穏乃「確かに言ったけど……さっきみたいな事を言った訳じゃ―――――」 憧「ううんっ!京太郎の事だって、まだまだ勝負は下駄を履くまで分からないんだから!!」 穏乃「いや…もう履いてる様な……」 憧「前に京太郎と観た『遠くの恋人(ヒト)より、近くの彼女(コ)!』って映画みたいな結末にしてやるんだからね!!」 穏乃「人の話聞いてないし……」はぁ 憧「見ててよ…しず。いつか必ず捲土重来してやるんだから――――――」 憧「…………そう…まだまだ――――――」 憧「私の戦いは始まったばかり――――――」 憧「―――――なんだからね!!」にこっ 穏乃「…………うーん…正直に言って、憧にとっては不毛な戦いになると思うんだけどなー」はは… 穏乃(まっ…それでも私はいつでも憧の味方なんだけどね……) おまけのおしまい。
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/682.html
http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1347610677/ 福路『あん♪須賀くんは欲張りですね、上埜さんと繋がりながら、んっ、私のおっぱいも食べたいなんて♪』 福路『赤ちゃんみたいに吸い付いちゃって・・・そんなにおっぱいちゅきなんでしゅか~?フフフ』 部長『あっ!あっ!いいわよ、須賀くん、射精してっ、っこのまま、気持よく中に射精しちゃいなさい♪』 シュッシュッ 京太郎「うっ」ドクドク 京太郎「・・・」 京太郎「っぷー 出した出した。やっぱりキャップと部長の3Pがベストシチュだな」フキフキ 京太郎「オレの超一流のコラ技術を持ってすればどんな女も丸裸だぜ」※顔を切り抜いてエロ本に貼り付けただけ 京太郎「んっ?これは!オナ禁で雀力が上がる・・・だと・・・?」 京太郎「エロ雑誌の巻末広告とはいえ・・・こいつはどえらい情報を見つけちまったぜ」 京太郎「なになに・・・『新素材ヤリマンガンで性欲を溜めるほど強くなれるんだよ。若い者には最適だねぇ』」 京太郎「ヤリマンガンネックレス・・・25000円か・・・懐に痛いが・・・試す価値はあるか・・・?」 京太郎「そうだ、いつまでもパシリで、ぬるぬるとオカズを増やす日々じゃあ・・・先がなさすぎる!」 京太郎「結ぶぞ!その(売買)契約!」 3日後 配達員「チアース熊倉通販サッアラオ届け物デースハンコッネガイッシャース」 京太郎「はい」 配達員「ァイドリガトッゴザース」 京太郎「ついに来たか・・・なんとか個人戦に間に合ってよかったぜ」チャラッ 京太郎「しかし3日でこれか・・・健全な青少年には辛すぎるぜ。」モッコリ 京太郎「静まれ息子よ。決戦のときは近い。ステンバーイ ステンバーイ」 放課後 京太郎「いよいよオレの性・・・雀力を実践で試す時が来た。はず。今日はパシらされなければいいが」 京太郎(しかし溜まってるせいか、最近部長とか和とか前よりなんかソソる気がするんだよな) 優希「ハイヨー!シルバー!」ガバッ 京太郎「のわっこのやろう!いきなりおぶさんな!降りろ!」 優希「うるさい!毟るじょ!若ハゲになりたくなかったらこのまま部室までレッツゴーだじょ!」ギュウウ 京太郎「自慢のサラサラヘアーに触るな!くそっちくしょおおおお」ダダダダダ 優希「ご苦労ご苦労」 京太郎「ハァ・・・ハァ・・・」 京太郎(しかし今まで気づかなかったがタコスの奴、ちんちくりんのぺったんこの癖に妙な柔らかさが・・・はっ) 京太郎(くそっオレは何を考えてるんだ。相手はタコスだぞ。和ならまだしも・・・) 和「あら優希。先に来てたんですね」ユサッ 京太郎(あっ揺れた)ジー 優希「犬に乗馬の訓練をしてやってたじょ!」 京太郎「犬で乗馬っておかしいだろ」 京太郎(やっぱり和っぱいでっけえ)ジー 和「須賀くん・・・?何か?」 京太郎「あ、いやなんでもないない」サッ 京太郎(やべえ。オナ禁のせいで無意識に視線がおっぱ引力に惹かれてしまう。やべえ) 和「宮永さんはまだ来てないんですね」ユサユサ ムクムクムク 京太郎(!ヤバイ!! くそっ中腰に・・・不自然だ、そうだ、座ればいいんだ) 優希「お、京太郎が真っ先に卓につくなんて珍しいじょ」 京太郎「ああ・・・今日は久々に、どうしても打ちたい気分なんだ。あー早く誰か後一人こないかなー」 咲「お待たせー」 京太郎「ツモ!2000・4000!」 京太郎(ヤバイ。ハネマンガンネックレス・・・・・・本物だ!!) 咲「京太郎ちゃんなんか調子いいねー」ジャラッ 京太郎「オレだって一応麻雀部員だ。伊達にパシられてるだけじゃないぜ!」キリッ 優希「京太郎の癖に生意気だじょ!」 咲「カン」 京太郎「おっとすまねえな、咲、そいつだ」パタン 咲「えっ!?」 和「槍槓とは珍しいですね」 ワカメ「なんじゃ確かにいつもと違うのう」 部長「もしかしたら個人戦、いいところまで行けるかもしれないわね。」 京太郎(あれ?部室ってこんなにいい匂いしてたっけ?) 団体戦決勝戦大将戦 咲「カンカンカン!ツモ!麻雀って楽しいよね!」 加治木「ギャー」 池田「ウボワー」 衣「ウワー」 優希「咲ちゃんがやったじょ!」 和「咲さん!」 ワカメ「まさか本当に全国に行けるとはのう」 部長「あら、言ったでしょ?」 ワカメ「いや、京太郎の方じゃ」 部長「確かにね。何かが変わったとは思ってたけど、まさかあそこまで伸びるとは思わなかったわ」 部長「ただ最近・・・」 ワカメ「なんじゃ?」 部長「いえ、なんでもないわ」 部長(時々、須賀くんから野生の獣みたいな視線を感じる時があるのよね・・・) 京太郎「やったな!咲!」 咲「ありがとう。京ちゃんも・・・全国、おめでとう!」 京太郎「おう!ってもギリギリ3位だけどな。まあ本番はこれからさ!咲も個人戦頑張れよ!」ポン 咲「う、うん///」 咲(なんだか最近、京ちゃんがかっこ良く見えるよ・・・麻雀が強くなったせいなのかなあ) 京太郎(あ~咲なら不意勃起の心配しないで話せるから楽だわ~最近タコスでもやばいからな) 部長「・・・・・・」 全国3日前 咲「お疲れ様でした」 和「咲さん、途中まで一緒に帰りましょう」 咲「あ、うん、いいよ」 咲(・・・京ちゃんと一緒に帰りたかったな) 優希「京太郎、あたしを送っていくじょ。夜道は危ないんだじょ」スリスリ 京太郎「断る。お前を襲う奴はいねーよ」ベシッ 京太郎(くふぉおおおまた無邪気なスキンシップががが むしろオレが襲うっつーの ハーッ ハーッ) 部長「あ、ごめんね。須賀くんはちょっと残ってくれる?去年の男子個人戦の牌譜をまとめてあるから。かいつまんで説明しておくわ」 京太郎「え、あ、はい」 優希「じょ・・・」 京太郎(部長と二人きりいいぃいぃぃぃ・・・っべーわ・・・マジベーわ) 部長「まあかけて」 京太郎「はい」 部長(大体ストッキングって素肌を隠すためのものだろ?黒ストの方がエロイってどういうことだよ) 部長「・・・」キィ 京太郎(アダルティックなオーラ出しやがってこのいい意味で年増が!こう正面から唇とか指先とか見てるだけで・・・) ムクムクムク 京太郎「・・・あの、部長」 部長「何?」キィッ 京太郎「去年の牌譜は・・・」 部長「そんなものないわ」 京太郎「はい?」 部長「・・・ごめんなさい。ちょっと須賀くんとお話がしたくて」 京太郎「え、は、はあ」 部長「まずは改めて個人戦全国出場おめでとう。きっと来年には男子の団体戦も組めるわね」 京太郎「は、はあ。みんなに鍛えて貰ったおかげです」 部長「本当に?」 京太郎「え・・・」 部長「・・・単刀直入に訊くけど、もしかして私達に何か隠し事してるんじゃない?」 部長「ただ部長として、不安要素があるなら取り除いておこうと思って」 京太郎「・・・」 部長「何もないならいいの。私も全国を目前にして、ちょっとナーバスになってるのかもしれないわね」 京太郎「あの、・・・実はこの、雀力が上がるネックレスっていうのを通信販売で買ったんです」チャラ 部長「え?それって、よく雑誌の後ろにあるパワーストーンみたいな?」 京太郎「はい」 部長「そんなので麻雀が強くなるなら今頃世の中はプロだらけじゃない」 京太郎「オレも最初はそう思ってました!でもコイツは本物だったんです!オレの・・・その・・・」 部長「須賀くんの・・・?」 京太郎「その・・・」 部長「・・・もしかして、最近麻雀部や他校の女子部員をいやらしい目で見つめているのと関係あるのかしら?」 京太郎「!」ドッキーーーン 部長「図星ね」 京太郎「あのあのあのあのその、ばれてタンデスカ」 部長「半分はカマかけだけど・・・たまに須賀くんがギラギラした視線を送っているような・・・」 部長「女の子は男の視線に敏感なのよ。無理に見ないようにする視線にもね」 京太郎「アノアノアノみんなにもばれてて?」 部長「それは無い・・・と思うわ。多分ね」 部長「前から須賀くんが胸の大きい子が好きってのは知ってたけど、誰彼かまわずそんな目で見ているきがして・・・あ、ごめんなさい」 京太郎「いえ、言い難い事を言ってくれてありがとございます。オレも正直に話しますよ」 京太郎「このヤリマンガンネックレスはオレの性欲を雀力に変換しているんです」 部長「えっ」 京太郎「つまり、溜めれば溜めるほど強くなれるんです」 部長「溜めるって・・・その、せ、性欲を、よね。どうやって?」 京太郎(わかって聞いてるんじゃないだろうなこの人) 京太郎「部長、オナニーって知ってますよね」 部長「///」コクン 京太郎(かわいいいいい!) 京太郎「年頃の男は毎日3回自分で処理しないとどんどん性欲が溜まって大変なことになるんですよ」 部長「き、聞いたことはあるわ」カァ 京太郎(聞いたことがあるぅ~?部長もオナニーしますよね?て言いてええええ!)ハァハァ 京太郎「つまりその、正直めちゃくちゃ溜まっててですね、日常生活を送るだけで大変なんですよ」 京太郎「なぜか他校の生徒も麻雀部員はかわいい人が多いですし・・・」 京太郎「溜まってると女子はみんなかわいく見えてくるし・・・部長みたいに元々好みなタイプとか襲いかかりたくなるほどで・・・あ」 部長「えっ」ドキ 京太郎「す、すいません失言でした。ウソです。いやウソじゃないんですけど」ワタワタ 部長「わ、私は和とかに比べてとそんなに胸は大きくないと思うんだけど」ドキドキ 京太郎「胸だけじゃないんです!顔とか雰囲気とか・・・いやパーツは関係なくて、とにかく部長はかわいいと思います!」グッ 部長「え、ええええ」ドキーン 部長「す、須賀くん」ドキドキドキ 京太郎「部長・・・」ドキドキムクムク 京太郎(あ、近・・・部長意外とまつ毛長い・・・)ガシッ 部長(え、なんで肩掴んで、あ、さっき襲いかかりたいって、そうなの?そういうことなの?) 京太郎(いい匂いする・・・フェロモンか、フェロモンなのか。気が遠くなる・・・) 部長「まって、ぁ、ぁ・・・」 チュ 京太郎(あったか やわこい もっと)ギュウウ 部長「ぁ・・・だ、め・・・」 チュ チュ 部長(だめぇ・・・痛いくらい抱きしめられてるのに、なんか安心しちゃう・・・) チュ チュル ムチュ レルレル ムチョ レロルロ 部長(あああ・・・おくちの中なめられるのって、きもちいいのね)ボー コンコン 副会長「会長、います~?」 京太郎・部長「!!!!」ビックゥゥゥゥ バッ 部長「え、ええ。いるわよ」ナオシナオシ 副会長「ああよかった。失礼します」 ガチャ 副会長「来年度予算関係で、一枚だけサイン抜けてる書類があったんです。今日までなんで助かりましたよ」 副会長「お!わが校の期待の星、須賀くんもご一緒でしたか」 部長「申し訳ないわね。そっちに色々押し付けちゃって」 副会長「いえ、初の全国大会ですから。これも僕なりの応援のつもりです。思いっきり戦ってきて下さい!」 部長「ありがとう」 副会長「いえ。どうしたしまして では」 パタン 部長「・・・」 京太郎「・・・」ビキビキ 京太郎「部長!ごめんなさい」ドゲザー 部長「!」 部長(謝るぅ!!??) 京太郎「勢い余ってと言いますか、ご覧のように常にリミッターギリギリの状態なんですよ」 部長「・・・・・・・・・ふーん」 京太郎(ああやっぱり怒ってる) 部長「須賀くん」 京太郎「はい」 部長「なんでわたしが怒ってるかわかるかしら」 京太郎「すいません!急に抑えが効かなくなってしまって。本当にゴメンナサイ!」 部長「全然わかってないのね・・・はぁ、もういいわ」 京太郎「すいません・・・」 部長「須賀くんの方の事情はわかったわ。けど、須賀くんが自分で気づいてない変化もあるのよ」 京太郎「えっ?」 部長「雀力が上がったせいかと思ったけど・・・須賀くんの魅力も上がってるみたいなの」 京太郎「魅力?」 部長「それもネックレスの副作用かはわからないけどね、優希とか咲が須賀くんを見る目がね熱がこもってるというか・・・」 部長「漫画的に言うと恋する乙女の瞳になってるって感じかしら」 京太郎「ええ~?それはないでしょ~」 部長「最近、急にスキンシップが増えたとか思わない?あとは女生徒に優しくされるようになったとか」 京太郎「う~ん」 モヤモヤ 優希『京太郎!今日もおんぶするじょ!だっこでもいいじょ』 京太郎『やだよ。自分で歩けよ』 優希『京太郎!一緒にお昼食べるじょ・・・おお咲ちゃん!』 咲『京ちゃん・・・優希ちゃんいつも来てるの?』 京太郎『おお、最近急にな』 咲『ふーーーーん』 優希『今日のあたしの弁当は特製タコス弁当だじょ。犬に一品くらい分けてやってもいいじょ』 咲『はい、京ちゃんの好きなさよりの塩焼きあげる』 京太郎『おお!ありがとうな、咲』 優希『むううううう』グイグイ 咲『ふふん』グイグイ 京太郎『おい、こら、お前ら、近い、つか食べにくい押すな、潰れる!』 京太郎『うーん何飲もうかな』 和『あ、須賀くん、何飲むか決まってないんですか?』 京太郎『ああ、どうしようかと思って。新発売の』 和『じゃあ邪魔なのでどいてください。私決まってますので』 モヤモヤ 京太郎「そう言われてみればそんなこともあるような気もするような」 部長「ね。正直私からみてもかっこよくなったように感じるもの」 京太郎「そうですか?いや~照れますね」 部長「だから『勢い余って』『急に抑えが効かなくなってしまって』あんなことをされちゃったわ」ニッコリ 京太郎(なんか笑ってるのに怖い) キラッ 部長「え、何今の光」 京太郎「わかりません。あ、ネックレスが・・・」 パアアアアアア 倍 満 貫 京太郎「おお!バイマンガンネックレスになった」 部長「え?ヤリマンガンじゃないの?」 京太郎「オレもよく知らないんですけど、ここのところが最初は満貫ってかかれてたんです」 京太郎「でもすぐに消えて、隣のところに跳満って文字が浮かんできたんで、ハネマンガンって呼んでたんですよ」 部長「それが今度は倍満になったわけね。ふむ・・・」 京太郎「スゲェ・・・なんか前より雀力が滾ってるような気がします!」 部長「レベルアップの条件は?」 京太郎「いや、とんと。性欲が溜まったからかなーとか思ったり。なんちゃって」 部長「・・・確かある程度精子が溜まると、発射しないでも結局体内に吸収されてしまうのよね」 京太郎「そうらしいですね。メカニズム的には」 京太郎(詳しいなこの人。つかオナニーで照れたのに精子はいいんだ) 部長「推測だけど、自然に溜まる性欲ではハネマンガンまでしか性長しないんじゃないかしら」 京太郎「と、いいますと」 部長「さっき、須賀くんが『勢い余って』私の唇を奪った時、とっても興奮してたけど発射しなかったでしょう」 京太郎「は、はい」 京太郎(引っ張るなあ部長) 部長「それがトリガーだとすれば、より性欲を高ぶらせた上でさらに溜め込むことで、雀力のステージが上がることになるわね」 京太郎「そ、れは」 部長「ええ、もし雀力のステージを上げようとするなら、かなりの諸刃の剣ね」 部長「三倍満とかまで上げるならBとか、その先はCとか」コホン/// 部長「まかりまちがって性欲を開放してしまえば一気に雀力が5まで戻ってしまうわ」 京太郎「なるほど」 京太郎(オレの雀力5だったんだ・・・) 部長「長野県で3位の実力から、どのくらい上がったかわからないけど、バイマンガンでも全国に通じる実力のはずよ」 京太郎「・・・」ゴクリ 部長「麻雀部部長として命令します!」 部長「インターハイで優勝するまで、須賀くんは全ての誘惑を断ち切って、性欲を絶対に開放しないこと!」 京太郎「え、ええ、そりゃまあ、元々そのつもりでしたが少しプライベートの問題というか」 部長「・・・それは充分に解ってるわ。ただ、今の清澄麻雀部の背負っている期待は個人レベルの問題ではないの」 部長「応援してくれる学校のみんな、地元のみんな、来年の生徒数の増加による学校側の収入」 部長「PTA役員が中心になって後援会を結成するという動きもあるわ」 部長「そしたら予算も設備も増えるし、プロに指導してもらって練習なんてのも出来るようになるかも」 京太郎「後半は大人の思惑もアリアリですね」 部長「私達もすぐに大人になるのよ。インターハイでそれなりの成績を収めた初出場麻雀部の部長で学生議会長」 部長「これだけ泊が付けば私の人生設計もより良い物になるわ」 京太郎「・・・」 部長「だから、ね。須賀くん」キュッ 京太郎「あ、あばば部長」 京太郎(近い近い柔らかい) 部長「これはただの取引だと思っていいから。もし須賀くんが優勝したら・・・」 ポショポショ 京太郎「」ムクムクビキビキ 京太郎「ぶ、ぶちょおおおおおおおおお」ガバッ 部長「ストップ!どうどう!ハウス!今開放したら無い話しよ!?ここで終わりよ?」ドキドキドキ 京太郎「ぐううううおおおおわああああああ静まれ!静まれい!オレの中腕よ!南無大慈悲弓具救難・・・」 後日 咲「京ちゃん。そうだったんだ・・・ごめんね」 和「そんなオカルトありえません」 京太郎「ぶっちょおおおおおおお!なしてみんなにばらしたとですか!?」 部長「その方が都合が良いからよ。須賀くんも余計な誘惑を耐え切るのは精神力を使うでしょ?」 京太郎「そりゃまあ・・・」 優希「うん。邪魔をして京太郎に嫌われたくないじぇ。京太郎が求めて来ない限りは我慢するじょ・・・」 京太郎「求めたらどうなるんだ?」 優希「ど、どうしても、知りたいか?、きょーたろぉ・・・」スリスリ 京太郎「うあっく、やめっ」ムクムク ワカメ「はいはいストップ。いやー話は聞いたがこりゃあ大分苦労しそうじゃのう」 和「去勢した方がいいんじゃないですか?」 部長「それだと性欲が溜まらないのよ」 和「冗談ですよ。信じる信じないはともかく、須賀くんが強くなったのは事実です」 和「咲さんは私が責任持って須賀くんに近づけないようにしますのでご安心下さい」 京太郎「いや、咲には別に性欲感じないし」 咲「えっ」ガーン 京太郎「い、いや、ほら、幼馴染だし、いい意味でだな」 咲「・・・」ポロポロ 京太郎「あ、スマン、感じる感じる!性欲感じる!あ、凄い咲を襲いたくなってきた!」 咲「本当?」 京太郎「本当だぞ!だかな泣くな」ナデナデ 和「やっぱりウソじゃないですか。咲さんに触らないで下さいこの性獣」バシッ 京太郎「ちくしょう」 インターハイ会場 部長「どう、全国の舞台は」 京太郎「予想はしていましたが、凄いですね・・・」 和「当たり前です。長野と同じように、激戦を勝ち抜いてきた学校しかいないんですから」 京太郎(いやまさか和よりでかいおっぱいの持ち主がいるとは。しかも巫女さんとは)ムクムク 部長「須賀くん。永水の胸にご執心のようね」 京太郎「え?え、いや、そんなことないですよ?」 部長「バレバレよ、和の胸と永水女子を視線が顔ごと往復してるじゃない・・・どんどん露骨になってるわね」 京太郎「え、え、いや~おかしいな、くそ、隠さないと。和、エトペンかしてくれ」 和「絶対にイヤです。死んでください」 優希「咲ちゃんがいないじょ!」 部長・和・ワカメ・京太郎「!」 優希「控え室にいると思ったけど、多分ひとりでトイレにでも行ったんだじょ」 部長「会場から出ることはないと思うけど、万が一トラブルがあったら厄介ね」 和「手分けして探しましょう!」 京太郎「そうだな」 部長「・・・ええ」 部長(その場合、むしろ心配なのは須賀くんの方なんだけど・・・) ワカメ「ワシは控え室で待機しとるけえ。無事戻ってきたら電話するわ」 京太郎(つっても広い上にトイレも何個もあるからな~)スタスタスタ タッタッタッ ドンッ 京太郎「うぉわ!」 塞「きゃっ!」 京太郎「いつつ・・・」 塞「あ、ごめんなさい!大丈夫ですか?」 京太郎「ああ、これぐらい全然・・・あんたは?」 塞( カ ッ コ イ イ ) 塞「あ、あの、私、宮守女子の臼沢塞っていいます!よろしくお願いします!」 京太郎「え?ああ、よろしく?」 京太郎(大丈夫かどうか聞いただけなんだけど) 塞「へー初出場なのに個人戦で全国ですか!凄いですね!」 塞「あ、私は団体戦ににしかエントリーしてないんですけど同じく初出場なんですよー」 塞「高3だけど麻雀部も出来たばっかりでみんな初出場なんです。奇遇ですねー」 京太郎「あ、ああ年上だったんですね」 京太郎(よく話す子だな・・・よく見たら、腰の辺りがなんか、今まで見たこともないほどエロいような)ピク 京太郎(はっイカンイカン) 京太郎「すみません、ちょっと人を探してるのでこれで」 塞「探し物なら任せて下さい!うちの監督は色々便利な道具を持ってますからすぐ見つかりますよ」グイグイ 京太郎「え、ええ?」 京太郎(何この流れ。誘拐に近いような。・・・でも腰つきエロいな)ムク 塞「」ギュッ 京太郎(ナチュラルに胸当たってるんだけど東京ってこうなの?いや青森だっけ) バーン 塞「ただいまー」 胡桃「ドアは静かに開ける!って・・・誰?その人」 シロ「なんかダルいのが来た・・・」 姉帯「でもちょーカッコイイよー」/// エイスリン(///)カキカキ パッ 【ハートマーク】 熊倉「んん?おやおや・・・これまた厄介というか面白いのを連れて来たねぇ」 塞「長野の清澄高校の須賀くんです。さっきそこで偶然運命の出会いをして、ゆくゆくは・・・」 熊倉「ちょっとまった。モノクルを付けてから、見てみなさい」 塞「?」 塞「えっ?あれ・・・ええ~ 須賀くん?だよねぇ」 姉帯「なんかちょーフツーだよー」 シロ「ダル・・・」 エイスリン「・・・」カキカキ パッ 【ハートがパリーン】 京太郎(なんか一方的に持ち上げられて失望されたような) 熊倉「あんた、そのネックレスは通販かい?」 京太郎「は、はい」 熊倉「はっはっは、よくあんなのに金を出す気になったねぇ。いや、だからこそなのか」 京太郎「???」 熊倉「そのネックレスはあたしの甥が作ってるもんだ。多分ね。はっきり言ってインチキ商品だよ」 京太郎「」 熊倉「だがよっぽど運がいいのか、ちょっとだけ力のある一つに、あんたの相性がばっちりだったんだろうねえ」 塞「監督、説明してもらえませんか?」 塞「なんで私の運命の人がなんの魅力もない凡人に見えるんですか?いや、本来は逆なのか・・・」ブツブツ 京太郎(ひでぇ) エイスリン「サイ、ダマサレタ?」 姉帯「悪い人は許さないよー」ゴゴゴ 京太郎「おいおい」 熊倉「ん~あんたたちはそういうのに疎いからねえ。まあいつかは自然と知るもんだけど」 熊倉「まあ道具との相性は大切だって話しさ。さあもう帰りなさい。あまり寄り道すると妖怪にとって喰われるかもしれないよ」 京太郎「??は、はあ。ありがとうございます」 熊倉「長野、清澄高校か・・・一応注意しておいたほうがいいかもねえ」 京太郎(なんだったんだ?でもあの眼鏡で見られた瞬間雀力が下がったような・・・) 咲「京ちゃ~ん」ギュッ 京太郎「お、咲!みんな探してたんだぞ」 咲「トイレ探してたら見つからなくて・・・やっと見つけたら帰りに辺なゴウンゴウン機械が動いてるところに出ちゃって・・・」グシグシ 京太郎「お前相変わらずだな」 咲「誰かに聞こうと思ったけど、なんでかみんなこっち見てこわばってて話しかけずらくて・・・」 京太郎「ふむふむ」 咲「ねぇ京ちゃん」 京太郎「ん?」 咲「キスして?」 京太郎「はいぃ?」 京太郎「あのなあ、お前が今そんな気分なのはこのネックレスの力であって・・」 咲「違う!」 咲「私は・・・ずっと前から・・・だもん」 京太郎「えっ」ドキッ 咲「してくれなかったら帰らない。麻雀もやめる」 京太郎「お前なあ・・・本気じゃないよな?」スッ 咲「どうかな・・・」 チュッ 京太郎(やっぱり咲とちゅーしても部長みたいに興奮しねぇ) チュッ 京太郎(でも別に全然嫌いなわけじゃないんだよな) 京太郎「・・・いいか?」 咲「ふ~ん部長には舌入れるのに私にはフレンチだけなんだ」 京太郎「咲、おまっえるふぇ」 ムチュッ グニュレロ チュレロ 咲(なんかぬめぬめする えっちぃ) ツー ハァ 京太郎「プハァ・・・」 咲「ハァ・・・これえっちぃよぉ京ちゃん」キュゥゥン 京太郎「・・・見てたのか?」 咲「部長が言ってたの。迷惑そうに。でも優越感アリアリだったから・・・」 テクテクテク 咲「和ちゃんも京ちゃんに惹かれてると思うよ」 京太郎「いやいやいや。明らかになんか前より非道いぞ」 咲「それだよ。照れ隠しなんだよ多分」 京太郎(ええ~) 咲「京ちゃんが永水女子の方みてたとき怒ってたけど、ほっぺた赤かったもん」 タッタッタッ 和「咲さん!探しましたよ!大丈夫でしたか!?具体的には金髪の淫獣に襲われませんでしたか!?」 京太郎(相変わらず非道い言い草だが・・・照れ隠しなのか?) 京太郎(ということは、将来的にはオレがこの爆乳を揉みたくる権利を有すると!?)ムクムク 京太郎「こいつめ、もしかしてもうひょっとして片乳くらいオレのものに・・・」ハァハァ 和「っ!触らないで下さい」パァン 京太郎「」 1回戦 優希「ダブルリーチだじぇ!」 ワカメ「わしが振り込む”未来”を”消し飛ばし”た・・・お前に振り込むという未来に到達することは永遠にない」 部長「ツモ!」バシーーーーッ 京太郎「すげぇ・・・中堅で終わらせちまった」 咲「男子の個人戦はこの後だっけ」 京太郎「ああ、何故か三日間に別れてるんだよなあ」 咲「人数が多いからとか?」 京太郎「いや、人数はかわんねぇよ。多分、長引くんだな・・・よし、行ってくる」キリッ 咲「頑張って///」 和「負けないでくださいね。あくまで清澄のために」 京太郎「よろしくお願いします」 矢木「よろしく」 浦部「よろしゅうに」 南郷「よろしく頼む」 ズンッ 京太郎「ぐおっ」 京太郎(なんだ・・・この重圧・・・プレッシャーは) 矢木「くくく・・・どうしたい。まだサイを振っただけだぜ」 京太郎(これが・・・全国!) 京太郎(だがオレだって、ただオナ禁してるわけじゃねぇぜ!毎日美少女に囲まれた、地獄の天国でオナ禁を耐え抜いてきたんだ!) 京太郎「リーチ!」 浦部(ほぉ・・・) 京太郎(頼むぜ、バイマンガン!)ギュッ 控え室 カチャッ 京太郎「ふぅ・・・ふぅ・・・ただいま・・・」 京太郎(うぉっ 男臭い会場から戻ってきたらいい匂いが際立つ!)ムク 優希「おかえりだじぇ!京太郎!ドリンクだじぇ」ダッ 咲「お疲れ様、はい、タオル」ダッ 京太郎「ああ、ありがとう」ゴクゴク 和「なかなかになかなかの激戦でしたね」 部長「でも、今のところは暫定一位通過ね」 京太郎「ええ、個人戦で3日もかける理由がわかりましたよ・・・これは持たない」 部長「大丈夫、須賀くんも相手に同じプレッシャーを与えているはずよ」 京太郎「そうだといいんですが・・・」 部長「えー、ところで、その、ソレなんだけど」チラチラ ボキーン 京太郎「なあっ!?」 優希「なんでだじょ?あたしは触ってないじょ?」 部長「なんか凄い突っ張ってるけど大丈夫なの?」 京太郎「うっ ぐっ 」 咲「京ちゃん苦しそう・・・」 京太郎(くそっなんで急に・・・匂い・・・か?いや違う!) 京太郎「やられた・・・疲れマラだ・・・」 ワカメ「!なるほど、疲れマラとはのう」 和「知っているんですか!?染谷先輩!」 ワカメ「知らん」 部長「確か、著しく体力を消耗した時に生命の危機を感じて、子孫を残すべく勃起してしまう現象・・・だったかしら」 優希(子孫・・・)キュン 咲(京ちゃんの赤ちゃん)キュン 和「・・・」 京太郎「流石は部長。概ねその通りです」 京太郎「勃起さえしなければ本来オナ禁は容易いんですが・・・この状態はかなりマズイですね」 京太郎「銃で言えば安全装置を外して引き金に指をかけているに等しい」 優希「どうするんだじょ、さすればいいのか?」オロオロ 京太郎「それだけはやめろ」 部長「仕方ない・・・ついにアレを使う時が来たようね」 優希「おお!なんか秘策があるのか!?」 咲「勃起を鎮める薬とか?」 部長「薬物検査に引っかかるでしょ。こんなこともあろうかと副会長に用意させたのよ。勃起を一発で鎮めるアイテムを!」 優希「おお!あのロリコンメガメもなかなかやるじょ」 京太郎「そんなものが・・・?」 ガサゴソ 部長「といっても私も見てないんだけどね。えーとたしかこの袋に・・・あったわ!」 部長「瑞原プロの水着写真集!!」 京太郎「ぬおおおお!」 ビキビキバキバキ 部長「あら?」 和「余計に大きくなったように見受けられますね」ドキドキ 咲「テントみたい・・・はっ!テントを張るってこういうことなんだ」ジーン 京太郎「副会長・・・オレは・・・改めてあなたを軽蔑します・・・」 京太郎(いかん・・・このままではズボンの圧迫感だけで・・・) 京太郎(そうだ・・・思いだせ・・・染谷先輩のヌードを・・・幾度と無くオナ禁で危機を救ってくれたあのイメージを!) 京太郎「染谷先輩・・・ちょっと」 ワカメ「なんじゃなんじゃ」 京太郎「体洗う時どこから洗います?」 ワカメ「左のおっぱいからかのう」 京太郎(ここだ!トレース・オン)キン! シュルシュル 京太郎「ありがとうございます!なんとか半立ちくらいまで戻せました」フゥフゥ ワカメ「?いやいや役に立ったならなによりじゃ」 部長「試合も終わったし、今日はもうみんなホテルに戻ったほうがよさそうね。勃起してたらおちおち移動も出来ないわ」 京太郎「すいません」 和「はい」 シャワー 京太郎「ふぅ、やっぱり冷水は効くぜ。火照った体と心を冷やしてくれる」 京太郎(しかし残りの日数、特に3日目だ。バイマンガンネックレスだけで勝ち抜いて行けるのだろうか・・・) キュッ 京太郎(今日は襲われないようにしっかりカギをかけて寝ないと・・・ハハ、女みてえな心配だ) 京太郎(しかし喉は渇くな・・・栄養の付かないやつ・・・水かお茶でも買いに行くか) ガチャ パタン 自販機コーナー 京太郎(ん?アレは誰だ?) 京太郎「もしかして、大沼プロじゃないですか!」 大沼「ん?おお、確か須賀くんとか言ったか。偶然じゃのう」 京太郎「なんでオレの名前を?」 大沼「今日男子個人戦の解説しとったろうが。あ、ところで10円貸してくれんか?転がっちまってのう」 京太郎「いや、それでも覚えててくれたなんて感激です。はいどうぞ」 大沼「ありがとうよ」ピッ ガターン 京太郎(ロイヤルミルクティー・・・好きなのかな。おっ綾鷹あるじゃん)ピッ ガターン 大沼「ふうむ・・・なかなかいい雀気を纏っておる。少々溜め込み過ぎじゃがのう。はっはっは」 大沼「立ち話もなんだ。10円返してやるからわしの部屋に来い」 京太郎「え、いいですよ10円くらい」 大沼「年寄りのいうことは素直に聞くもんじゃ」 京太郎「はぁ・・・」 京太郎(なんか今日こういうの多いな・・・) 京太郎「うおおおスゲー!スイートルームだー!やっぱりプロになると違いますねえ!」 大沼「ふん、TV局が勝手に取った部屋じゃ。わしは和室の手狭な部屋の方が落ち着くわい」 ピッ ウィーン 大沼「雀卓があるところだけは気に入っとるがのう」 京太郎「うおお床から!?」 大沼「さて、打つか」 京太郎(!?) 京太郎「えっ今から麻雀を?オレと大沼プロがですか?」 大沼「他に誰がおる」 京太郎「いやあもちろん光栄なんですが、流石に勝負にならないというか、いいんですかね。色々と」 京太郎「中立的な立場とか。明日試合があるのに」 大沼「大丈夫じゃ。須賀くんは明日も試合があるんじゃから、もちろん長引かせる気はないそれに10円分返すだけじゃ」 大沼「まずわしが牌を切る。そして次に須賀くんが牌を切ったら須賀くんの勝ち。どうじゃ?」ニッコリ 京太郎(???それだけ?) 京太郎「はい。よくわかりませんが、よろしくお願いします!」 ジャラジャラジャラジャラ 大沼「好きなとこに座っていいぞ」 京太郎(わからない・・・一体何をしようとしてるんだ、ただのお遊びなのか?10円・・・10円分の・・・) 京太郎「じゃあ東家で」 大沼「ほおっふおっほおっ。いいのうその攻めの姿勢。若いのう」 大沼「じゃあワシは対面じゃ」 ウィーン カチャ カラカラカラ チャッ チャ チャッ チャッ チャ 大沼「・・・」 京太郎(配牌を取るだけの、ひとつひとつの動作が、なんていうかすげえ。まるで牌が指に吸い付いてるみたいだ) 京太郎(さて親・・・あ、関係ないんだった。まず大沼プロが・・・) 大沼「フゥー」 ド ン ッ 京太郎「むぐぅううっ」ガッ 京太郎(ぐおえっなんだこれ・・・まるで肩になにか・・・・いや全身の細胞一つ一つに鉛を入れられたような・・・っ) 大沼「・・・」スゥー 京太郎(夕飯が昇ってきやがるまだ・・・まだ切り終わらないのか?)チラッ 京太郎(なんで牌があんな高さに・・・雲の上・・・いやここは室内のはず)グラグラ ヒュン 京太郎(落ちて・・・) ドーーーーン 京太郎「」 ・ ・・ ・・・ 京太郎「ハッ!!」 大沼「やっと気が付いたか」 京太郎「大沼プロ・・・オレはどれくらい寝てたんですか?」 大沼「大体5分くらいかのう」 京太郎「はぁ・・・あれがプロの力なんですね・・・オレには遠すぎて・・・」 大沼「プロ?アホ言え」カッカッカ 大沼「まあインターハイで解説なんぞやっとると、多分こいつは優勝するだろう・・・そいうのは目星が付いてくる」 大沼「今のは大体そいつと同じぐらいのプレッシャーを真似してみただけじゃ。ま、ちょっと鯖よんだかも知れんがな」 京太郎「あのプレッシャーが・・・同じ高校生?」 京太郎(はは・・・ウソだろ・・・・・・勝てない) 京太郎(と、思ううちは絶対に勝てない!!)サッ 京太郎「大沼プロ。ありがとうございました。勝てなかったので、10円は貸したままにしておきます」 大沼「ん?」 京太郎「いつか、プロの舞台で取り返しに来ますよ」 大沼「はあっはっはっはっは!おもしれえ!ガキが!吐いた唾飲むんじゃねえぞ!」ニカッ 京太郎「ええ、大沼プロが棺桶に入る前には追いついて見せますよ」ニコッ 大沼「おい、超えちゃいけないライン考えろよ」 京太郎「すいません」 パタン 京太郎(大沼プロ・・・本当にありがとうございました)キッ 京太郎「やるしかない・・・ステージアップサンバイマンガンだ。行くぜ部長の部屋へ!」 コンコン ガチャ 部長「・・・どうしたの?」 京太郎「部長・・・お願いがあって参りました」 部長(・・・)ピク 部長「・・・やる気なのね」 京太郎「はい。何があったかは話せませんが、このままでは優勝できないって気づいたんです」 京太郎「部長。チェーンを外してください」 部長「ダメよ。別に優勝できなくてもいいじゃない。失敗したら5なのよ?絶対に一勝すら出来ないのよ!?」 京太郎「それでもオレは!勝ちたいんです!インターハイで優勝して!」 部長「来年でも再来年でもいいじゃない!」 京太郎「ダメです!!」 部長「どうして!!」 京太郎「部長がいないからです!!!」 部長「えっ・・・」ドッキーン 京太郎「・・・・・・」 部長「それは、その、どういう・・・」 京太郎「すいません、全然なんていうか、その、上手く言えないんですが、確かにオレは巨乳大好きっていうか」 京太郎麻雀部入ったのも和目当て、みたいなとこもありましたけど、部長がすごく頭いい人だなって思って・・・」 京太郎「近寄りがたい感じだったんですけど、時々すごくかわいいなって思うところもありました」 京太郎「そう、インターハイで優勝するぐらいかっちょいいところ見せないとオレじゃ吊り合わないかなって、部長の力になりたくて・・・」 京太郎「要するにその・・・・・・すいません、やっぱりうまく言えないです」 部長「・・・言えないの?」 京太郎「もしインターハイで優勝出来たら言います」 部長「ずるいわ・・・そんなの」 パタン 京太郎(ダメか・・・) カチャカチャ ガチャ 部長「早く入って。結構大きな声出してたから誰か来るかも」 京太郎「あ・・・」 部長「早く///」 京太郎「失礼します」 部長「ちょっと、照明落とすから待ってて」 ファ… 京太郎(あ・・・シャンプーの匂い)ムクリ 京太郎「お風呂入ったばっかりだったんですか?」 部長「ええ、あまりにもタイミングがいいから、覗かれてたんじゃないかってちょっと疑ったわ」パチ パチ 京太郎「ははは、それは無いですよ」ガバッ 部長「きゃ!ちょっと、いきなり、」 京太郎「部長の裸なんて見たら、絶対こうやって襲いかかってますから」ハァハァ 部長「須賀くん、あ、当たってるから///、ちょっと、わかってるわよね、出したらダメなのよ?」 京太郎「大丈夫です!わかってマス!」ハァハァハァ ンムチュ チュプル ルロルロルロ ルクチュロ 部長「フム…ンム…ンムゥ…」 チュルチュチュル ルロレロカチュ 京太郎(あああなつかしの部長のお口の中ぁぁぁあったかいよーテロテロやわこいよー) チュパル チュパァ ツツー 部長「んはぁ・・・須賀くん、綾鷹飲んだでしょ///」ハァハァ 京太郎「えっわかるんですか?」 部長「わかるわよ、あっ、もう、いつの間に帯外したの?」 京太郎「正直バスローブでよかったですよ、女の子の服の脱がし方なんて知りませんから」 部長「本当でしょうね」ジー 京太郎「もちろんです」キリッ 部長「ま、まあどうでもいい事だけどね///」 部長「じゃあ、その、サンバイマンガンだったわね、ベッドで色々と触ったりしないといけないわね」 京太郎「はい。あ、お姫様だっことかしましょうか?」 部長「いえ、そういうのいいから」 京太郎(・・・)ショボーン 部長(そういうのは本番にとっておかないと///) 京太郎「なんか言いました?」 部長「なっなんでもないわ。行くわよ」 部長「えっ須賀くんも脱ぐの?」 京太郎「はい、正直ズボンの中だと圧迫されて出ちゃうかもしれないので・・・」 部長「ああ、そうね、そうよね」 京太郎「」ブルン 部長(えええあんなに大きいの?///ウソ、ウソ、お腹に引っ付きそうじゃない) 京太郎「あの、部長?」 部長「はいっ↑」 京太郎「あ、いや、脱いでもらわないと触れないかなーなんて。脱がしましょうか?」 部長「あ、大丈夫よ、自分で脱ぐわ。・・・あんまり見ないで///」ススス 京太郎「却下です。見ないと触れません」 京太郎(開け・・・開け・・・開け・・・開け・・・白っ! 開け・・・開け・・・もっと開け・・・ふおお!オパ、オパパおっぱぱぱチクビッ!) 部長「ど、どうかしら。あんまりスタイルいいとは思わないけど」ドキドキドキ 京太郎(しっかり上向きおっぱいから腰がくびれておしりとふとももはムッチムチ!) 京太郎(暖色のライトの中で白いのと桃色のがわかるなんてどんだけなんすか!) 京太郎「素晴らしいです!じゃあ部長、じゃあさわ、さわ、触わわわわわわ・・・アカーン!」ダッ ガラララ キュキュッ シャワーーーーーー 部長「須賀くん!?」 京太郎「3.1415292829644t472904847265656174…」フゥ…フゥ… キュッ 京太郎「すいません、ちょっと危ないところでした」フゥー 部長「大丈夫?やっぱり無理なんじゃ・・・」 京太郎(くそ・・・確かに・・・仮に部長のおっぱいがオレの童貞力をフル稼働させて想像した至極のおっぱい) 京太郎(触り心地そのままだったとしてもやばい。さらにその上を行く可能性すらある・・・おそらく触れただけで・・・) 京太郎(だがこのままでは・・・くそっ諦めるな、なにかないのか、何か・・・ん?あれは・・・) その時、須賀に電流走る 京太郎( こ れ だ ) 京太郎「部長!この髪留めちょっと借ります!」 シュシュ パチン 精神的に我慢出来ないのなら物理的に出ないようにすればいい まさに異端 異質 悪魔の発想 天性の才能 京太郎(・・・いける!) 部長「それ、あとで捨てといてよね」 部長「鬱血とか、大丈夫なの?」 京太郎「確かにあまり時間はありません、急ぎましょう。では早速」フンフン 京太郎(あの部長、この部長、その部長のおっぱいを今夜、揉みます!)ソ~ フニュ 部長「んっ///」キュッ 京太郎「」 京太郎(おかーーーさーーーーーーーん!) 京太郎「ハッ」 京太郎(やばい、完全に一瞬雲の上にいってたぜ。出て・・・ないな、ありがとう部長の髪留め!) 部長「須賀くん、大丈夫?」 京太郎「問題ありません。ここからが本番ですよ。御免!」 フニュ 部長「んんっ///」 京太郎(ふをわああああああイイッ!) ホニュ 部長「ッく///」 京太郎(手のひら、手の甲、指の腹、裏、爪で触っても や わ ら か い ナンダコレ!ナンダコレ!) シュニュ 部長「んくぅっ///」 京太郎(くそっおっぱいはふたつあるのにオレの腕はひとつしかないなんて・・・いやいや、そういえば2つあるんだった) 京太郎(腕の存在すら忘れさせるとはこのおっぱいめ、くらえダブル!お前はおっぱいだ!このおっぱいおっぱいいっぱい!) 京太郎(うらうらうらうらうららうらぁ!どうだ!まいったか!) モミモミフニャフニャモミモミホニュホニュモミモミモミ 部長「ふぅんぁぁぁぁぁぁぁん///だめぇ、須賀っくん、お願い、ちょっと、まってぇ」 京太郎「っはっ!なんですか、おp・・・部長」 部長「ちょっと、タンマ、激しすぎて・・・」 京太郎「っすいません。痛かったですか?」 部長「そうじゃなくて・・・笑わないでね?ちょっとイッちゃいそうになっちゃって」 京太郎「え!失敬ながら部長は、その、まだ経験は無かったのでは・・・」 部長「だって・・・須賀くんの触りかたが、・・・・・・とっても気持ちよかったから・・・///」 京太郎「」ブチッ 謎の光で再び意識が戻った時、オレの前には四肢の力が完全に抜けた部長がクッタリと横たわっていた 部長「はぁ・・・はぁ・・・ん・・・」 胸を大きく上下させて荒い呼吸を繰り返す部長の身体は全身がほんのり桜色にそまり、汗が玉になって流れている 部長「はぁ・・・す、すがく・・・ん・・・あ・・・」 何度も吸い付かれたのであろう乳首は赤く充血してピンピンに勃ち上がり、寝崩れしない白い乳房全体に噛み後が散っていた 部長「ん・・・っふ・・・はぁはぁ・・・」 そして白い粘液が見える股の下の部分のシーツに赤い染みが・・・ それを見た途端、頭がズキリと痛み、朧気な記憶がアルバムをランダムに再生するように細切れで甦る 部長を押し倒し、乳房に思う存分吸い付くオレ。部長の嬉しそうな声。 部長の両足首を跡が残るほど握り、無理やり広げた股の間に顔を埋めるオレ。部長の喘ぎ声。 部長の両腕を掴みあげ、ベッドに埋め込むように押さえつけて男性器を挿しこむオレ。部長の叫び声。 這って逃げるかのような姿勢の部長の腰を後ろから掴み、拍手と見紛う程の速度で臀部に腰を打ち付けるオレ。部長の悲鳴。 部長の片足を抱えて出し挿れするオレ、胡座をかいて座らせて腰で持ち上げるように突くオレ、壁に押さえつけて、持ち上げて、 正面から抱き合って、部長を自分から動かさせて、その全てに聞こえた、耳に残る部長の獣のような声。 京太郎「ぶ・・・ちょう・・・」 未だに呼吸が整わない部長に近付き声をかける。 何があったのか。いや、失敗は明白だ。せめて部長に懺悔を。 声に反応したのが少しずつ顔がこちらを向き、ゆっくりと目の焦点がオレの顔に合う。 涙の跡が消えない部長が、無理に笑顔作って囁いた 部長「須賀くんの・・・ケダモノ///」 部長の、掠れた、嬉しそうな声。 京太郎「成功!?」 部長「ええ。しかも最初に想定していた以上にね」 京太郎「ってことは・・・」 部長「ほら、見てみればいいでしょ」 京太郎「これは・・・ヤクマンガン!!」 京太郎「うおおおお溢れる、体の底から雀力が湧いてくるうううううう」 部長「どうでもいいけど、早く股間のそれを外さないと落ちるわよ」 京太郎「うおおおマイサン!なんて変わり果てた姿(色に!)あ、痛い、これ無理 外せない」 部長「これはもうちょん切るしか無いわね」 京太郎「えええええ!そんな!まだ使ってない・・・いや使ったけど、真の意味では使ってないのに! 部長「髪留めの方よ。ほら、切ってあげる」 京太郎「慎重に、慎重に頼みますよくれぐれも・・・あ、痛い、ちょっと切れた!」 部長「ちょっとくらい怪我してて痛いほうがオナニーも出来なくていいんじゃないの?」 京太郎「いやだって、あと2日でインターハイ優勝ですし、そしたら部長と・・・!」 部長「・・・呆れた。あれだけしといて、まだするつもりなの?///」 京太郎「オレはもう2ヶ月こっち、一回も!出してないんですよ!正直今でも危ないです。後ろ向いてるので早く服を着て下さい」 部長「はいはい」 京太郎(ん?そういえばこの白っぽいのは精液じゃないのか?)ネチャ クンクン 部長「何嗅いでるの」ペシッ 京太郎「え、だって精液っぽいのがあるから」 部長「あのね、それ私のなの。女の子もすごく興奮した時は、そういうのが分泌されるの!///言わせないでよ!」 京太郎(そーなんだ) 翌日 部長は声が掠れているのを思いっきり突っ込まれたが、 クーラーをかけっぱなしで寝てしまったため、乾燥して喉を痛めてしまった、という事にしたようだ。 だが優希と和と咲は、オレと部長との間に流れる空気に何か感じ入るものがあったらしく、結局バレてしまった。 染谷先輩は最初から部長の部屋にいたらしい。全く気づかなかった。 2日目の試合は拍子抜けするほど楽に進んだ。 それもすべてヤクマンガンの・・・部長のおかげである。 だが3日目、インターハイ個人の決勝は、 未だに何故勝てたのか不思議なほどの接戦だった。 京太郎「よろしくお願いします!」 赤木「・・・・・・」フフッ 竜「よろしく」 阿佐田「おう、よろしくな」 ギリギリ・・・本当にギリギリの戦いだった。 もしあそこで大沼プロに会っていなければ・・・と、考えるだけでゾッとする。 そして紙一重で優勝したオレは、突然有名人になった慌ただしさと共に、 部長「せっかく優勝したのに・・・どうせ、痛くて自分でもできないんでしょ?」 京太郎「ええまあ・・・でもそれは部長でも一緒じゃ・・・」 部長「んふふ///どうせならぁ・・・舐めて治してあげようかなって・・・」ペロッ 京太郎「・・・部長、エロ過ぎです!」ムクムクビキビキ 部長「きゃあん♪須賀くんのケダモノ♪」 ちなみに体感的には、ペットボトル一本分くらい出た・・・気がした。気持よすぎて気絶したので覚えてません。 頭が良くて、年上で、大人なのに時々かわいくて、どエロい彼女を手に入れたのだった。 これもすべて・・・ ヤリマンガンネックレスのおかげです ありがとう!熊倉通販のヤリマンガンネックレス! 今ならったったの25000円のヤリマンガンネックレス!(送料無料) ヤリマンガンネックレスは、宝くじに当たるよりも人生を変えてくれます! ※使用者の感想であり、効能・効用を保証するものではありません。また、効果には個人差があります カン
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/3604.html
京太郎は白糸台で3年生 京太郎「桜餅ってあるだろ」 菫「いきなりなんだ?…まぁあるな」 京太郎「あれってさ少し酸味があるじゃん」 菫「あぁたしかに…」 京太郎「俺子供の頃あの酸味のある葉っぱが苦手でさ」 菫「そうか?私は子供のころから好きだったぞ」 京太郎「なんて言うかな…甘い物は甘い物として食いたかったんだよ」 菫「ふむ…酢豚のパイナップルが許せないとかか?」 京太郎「そうそうそんな感じ、まぁ今は好きだけど」 菫「で、なんでそんなことを聞いて来たんだ?まぁ大体予想はついてるが…」 京太郎「ふふふ、今日のおやつは俺特製の桜餅です!」サッ 照淡「おやつ!?」 菫「相変わらずその菓子作りの情熱はどこからくるのか…」 京太郎「照と一緒にいるからどんどん腕が挙がってしまったんだよ」 菫「…その所為で我が部の女子は体重計が凶器になり始めているのに…」 照「京ちゃん速く速く!」ヨダレ 淡「おなか減ったよキョウタロー!」 尭深「お茶用意します…」 誠子「じゃあ私はテーブル拭きます」 京太郎「今日は一人2個までだぞ、特に照と淡!」 照淡「は~い!」 菫「ったく…調子のいい奴らめ…では京太郎に感謝して…」 みんな「いただきます!」 カンッ
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/5353.html
h58-01 京哩姫 h58-02 京咲 h58-03 京照 h58-04 京久はやり h58-05 京・有珠山 h58-06 京咲 ※内容がwikiの趣旨に反するため削除 h58-07 京憧 h58-08 京和 h58-09 京咲・清澄 h58-10 京健 h58-11 京咲 h58-12 京・白糸台 h58-13 京・千里山 h58-14 京・清澄 h58-15 京久理 h58-16 京・複数 h58-17 京淡 h58-18 京照 h58-19 京咲 h58-20 京和 h58-21 京ダヴァン h58-22 京咲照 h58-23 京穏 h58-24 京和 h58-25 京・宮守 h58-26 京照 h58-27 京憧 h58-28 京憧穏 h58-29 京健恒 h58-30 京・宮守 h58-31 京咲・清澄 h58-32 京咏 h58-33 京桃 h58-34 京良 h58-35 京憧 h58-36 京靖 h58-37 京・宮守 h58-38 京初 h58-39 京咲 h58-40 京憧 h58-41 京久 h58-42 京小 h58-43 京淡・白糸台
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6170.html
10月▲日 今日から2年生は修学旅行だ 染谷先輩はまた東京に行った そして阿知賀も修学旅行らしく、玄さんと灼さんが長野に来た 自由時間中に時間を作って、わざわざ来てくれた 事前に連絡をしておいて、俺達は1年生だけだが染谷先輩の店で合流した 玄さんも灼さんも阿知賀からのお土産をみんなにくれた 灼さんは穏乃の店の和菓子だった。和が嬉しそうにしていた それとボーリング場の割引券くれたけど……阿知賀まで来いと? 玄さんはどこで買ってきたのかおっぱいプリンだった とりあえずハイタッチしておいたが、その後でみんなで打った時、玄さんは咲と優希と灼さんに思いっきり狙われていた まぁ、うん、仕方ないよな それからは話したり、俺達が知っているおすすめのお土産を教えたり、一緒に写真を撮ったりして別れた 久しぶりに会ったけど、やっぱりいい人達だな 和「ええ、玄さんは相変わらずでしたよ……もう本当に……」 優希「のどちゃんのおっぱい見たり、京太郎とおっぱいの話ばっかりしてたもんなー」 咲「どうしてあそこまで話せるのか分からないよ……」 10月◆日 染谷先輩が修学旅行から帰ってきた 一回見たところをまた見る羽目になったとぼやいていた そしてそれぞれに別々のお土産をくれた で、なんで俺はまたおっぱいプリン? 優希は今度は爆笑してたよ 染谷先輩が思ったリアクションと違うからか首をひねっていたけど、そうじゃない いや、うまいからいいけどさおっぱいプリン 仕方ないからその場でみんなで食べた 和だけは食べてくれなかったけど まこ「いやー、京太郎なら喜ぶと思って苦労して持って帰ってきたんじゃがなー」 久「さすがの須賀くんも2回ももらえば飽きるのね」 咲「飽きたというか呆れたというか……」 優希「でもどっちのも結構美味しかったじょ。のどちゃんも食べればよかったのに」 和「絶対に食べませんとも。ええ」 10月▼日 秋、咲はもっぱら読書の秋だが食欲の秋でもある ということで最近はよく夜に愛宕洋榎さんにおいしそうなものの写メを送ってあげている 送るこっちも楽し……辛いがやはりこういうことは共有するべきだろう 返事も良くしてくれるし、喜んでくれているようで何よりだ この前は『おかげで夜食が増えた!!』というメールがきた そしてさっき、『絹まで夜食食うせいでまた絹が胸大きくなったやないか!!これ以上差つけさすな!!』 と、ご丁寧に風呂上りっぽいタオル1枚の絹恵さんの写メまで付けて送ってくれた 速攻でバックアップまで取った 直後、見知らぬアドレスからメールがあった 『お姉ちゃんが見苦しいもん送ったみたいやから消して!!絹恵』 ……とりあえずありがとうございますと返事をしてアドレスを登録した 愛宕洋榎さんにはお礼に普段以上に写メを送った うん、食欲の秋だな!! 和「夜に美味しそうなもの写メ……なんて酷いことを……」 久「流石に私もこれはやらないわ。だって酷過ぎるもの」 まこ「夜に食うとなぁ……一気にくるからな……」 優希「この前タコスの写メを送ってきたのはまさか……」 咲「それで胸が増えるって一体……」 絹恵「あ、京太郎くんからメールや。……可愛いわ、この子猫」 洋榎「あいつめ……うちには食いもんの写真かツッコミしか送ってこんくせになんやこの差!!絶対おもろいギャグ送ったる!!」 絹恵(お姉ちゃんがそんなんやからやろ……) 10月27日 今日は咲の誕生日だった なので部活を早めに切り上げて、簡単なお祝いをした 咲は自分が誕生日ということを忘れていたらしく、相当驚いていた そしてみんなでプレゼントを渡した 和は咲が読んでいる作家の新作、優希は可愛いデザインの写真立て、染谷先輩は咲に似合いそうな伊達眼鏡、竹井先輩は麻雀のデジタル打ち専門書、 俺は去年までで結構色々渡していてネタ切れだったので、どうするか悩んだが、ハギヨシさんのアドバイスもあり手編みのマフラーにした 和の時のエトペンで編み物をやっていたおかげか、なかなか出来が言いものを渡すことができた 少し寒かったからか、帰りに咲は早速マフラーを巻いていた 喜んでくれたようで何よりだ 家に帰って電話で聞いたが、照さんもわざわざプレゼントを送ってくれたらしい 中身は予想通りお菓子詰め合わせだったとか 咲は照さんの誕生日に何を送ろうか今から悩んでいた 気が早いっての 咲「ほんっとうに誕生日忘れてたからびっくりしましたよ」 久「おかげでいい顔見れたけどね」 和「そういえば、色々渡したって書いてありますけど、どんなものをもらってたんですか?」 咲「……去年は胸が大きくなる方法が書かれた雑誌だった」 優希「……ドンマイだじぇ」 咲「一昨年は良い感じの推理物の小説だったんですけど……」 咲「中盤と終盤の間くらい、すっごくいいところで『こいつが犯人』って赤線で書かれてて!!」 まこ「うわぁ……あいつもやるのぅ……」 咲「京ちゃんをあれだけ本気で怒ったのはあの時だけだったなぁ……」 咲「でも、このマフラーは本当に嬉しかったな……」 11月×日 クラスの友達に頼まれて和にラブレターを渡した 今時ラブレターって……というのは言わないでやったがせめて自分で渡して欲しかったぜ 部室で渡して優希や竹井先輩にばれると面倒だったので、わざわざ人気のない旧校舎の裏に和を呼び出して渡した 和は驚いていたが、俺の友達からだと聞くと、自分で言ってこない時点で無理と言ってそのままラブレターを突っ返してきた その後も何故か機嫌が悪く、今日の指導は一段と厳しかった やっぱり知らない奴からラブレターなんてもらったからかね 明日、一応謝っとこう あ、突っ返されたラブレターどうしよう…… 和「……分かります?いきなり二人きりでちょっと話したいことがある、ってメールもらって呼び出された私の気持ちが」 久「あぁ、このラブレター書いた子には悪いけど、そりゃ不機嫌にもなるわね」 まこ「つーか京太郎そんな言い方したんか……」 和「勘違いですけど……仕方ないじゃないですか」 優希「同情するじぇ。京太郎以外に」 咲「京ちゃん最後まで気付いてないし……」 11月○日 今日は休みだったから昼寝してたんだが……変な夢をいくつも見た 夢の中で咲が嫁だったり和と結婚式挙げてたり、優希とは恋人同士だったり、 染谷先輩と俺で雀荘経営してたり、竹井先輩と夫婦でプロで活躍したり…… なんで5人分だ?ハーレム願望でもあんのかよ俺 そういう欲が無い訳じゃないけどなぁ……欲求不満か? でも夢の中のみんな可愛かったな…… いや、あくまで夢だ夢 みんなは大切な仲間だ。うん あんだけ寝たけど、今日は早めに寝よう 咲「わ、私が京ちゃんのお嫁さん……」 和「結婚式なんて……」 優希「恋人……」 まこ「京太郎と経営か……悪くないな」 久「夫婦でプロ入りねぇ……現実にしちゃおうかしら」 咲「だ、駄目です!!」 和「そうです!!」 優希「だじぇ!!」 久「じゃあいっそハーレム?そういう気が無い訳じゃないって書いてるし?」 まこ「アリじゃな」 咲「そ、それも……じゃなくて!」 和「つまり側室……あ、正妻希望で!」 優希「わ、私だけを見て欲しいじょ……」 11月△日 今日部室に行くと和しかいなかった 珍しいことに机に突っ伏して眠っていた 突っ伏していたが……おもちが枕のような状態だった いや、厳密にはそうとは言えないかもしれないが、和の豊満なおもちが形を変えて和の頭を支えているのを見ると…… とりあえず写メは撮った。和の寝顔と潰れたおもちがすばらだった しかし良く寝ていた。そして誰も来る気配はなかった 正直、少しくらい触ってもばれないんじゃないかと思った。 ちょっとだけ、ちょっとつついてあの柔らかさを確かめたいだけだったんだ!! でも、和の無防備な寝顔を見て、凄まじい罪悪感があったのでやめた それから和に制服の上着を掛けて1人ネト麻してたけど、俺の次に咲と優希が来たのは30分後だった こんなだったら揉んどくべきだったよ!!畜生!! 咲「む、胸を枕に?」 優希「のどちゃんなら余裕だじぇ!」 久「和、ちょっとそこに突っ伏して」 まこ「うむ、検証のため写真も撮るから、はよ」 和「やりませんっ!!というかなんですか枕って!普通にしてただけです!!」 和「あ、でも触るのは言ってくれれば……」 優希「のどちゃんのどちゃん。喧嘩売ってる?」 11月□日 今日は家庭科の授業で調理実習だった 昔の俺なら最後の皿洗いだったが、ハギヨシさんの教えのおかげでかなりスムーズに料理ができた 最初は同じ班の女子主体だったが、しばらくすると「負けた……」と女子が言って俺が中心に作ることになった 普通に教科書通りに作ったつもりだったが、みんな美味しいと言ってくれた 後、料理部の女子に割と本気っぽい勧誘をされた 男子は「美味い……美味いけどこれを作ったのが須賀かぁ……」とか言ってた 俺だって授業じゃなきゃ野郎に料理なんざ作らねーよ 料理部の女子の頼みで、放課後にちょっとだけ料理部に行ってみた 色々話してる内にクッキーを作ることになったので作ると何故かほとんどの女子が落ち込んだ 俺が何をしたというんだ クッキーは多めに作って麻雀部に持っていった 好評だったので今度また作ってみようか 咲「この日から調理実習で京ちゃんと組みたいって人がいっぱいで……」 まこ「龍門渕の執事が教えてからそっちのことはえらく上達したからな」 久「ちょっと油断したら負けそうで怖いわ」 優希「料理部の奴が『女子力で男子に負けた……』とか言ってたのはこれかー」 和「クッキー、アレ買ってきたものかと思いましたしね」 11月●日 休日に街をフラフラしていたら迷子の咲を保護した だからなんでお前はこんなによく迷子になるんだこのポンコツが そのまま咲とふらつくことになった といってもそれなりに長い付き合いだ、お互いどこに行きたいかは大体分かる 咲の迷子以外だが ある程度行きたいところに行った後、喫茶店に入った それからは2人で話をした。大会だのなんだの忙しかったから、咲とゆっくり話すのも久しぶりな気がした 結構長い間喫茶店に居て、暗くなってから咲を送って帰った やっぱり咲と居るのが安心するってか、落ち着くな 久「はい用意」ワキワキ 優希「りょーかいだじぇ」ミギテコテイ 和「はい、動かないでくださいねー」ヒダリテコテイ まこ「無駄な抵抗はするなよ」アシコテイ 咲「え、なんでそんなに息が合ってて抑え」 ※この後めちゃくちゃくすぐられた 11月◇日 今日は俺と和しか部活に来なかった ちょうど良かったので明日の小テストのために和に勉強を教わることになった 分からないところを聞くと丁寧にしっかりと教えてくれた さすが和だ。後教えるのに熱が入りすぎるのか、俺の腕に押し付けられるおもちがたまらない その後も俺が質問する、和が教える、おもちが押し付けられる、の繰り返しだった ある程度は分かったが、おもちのインパクトが強すぎる 勉強よりもおもちのことが頭に入る 明日の小テストの点は分からないが、和のおもちの方が尊いのは確かだろう 追記、小テストはそこそこだった 優希「またのどちゃんのおっぱいだじぇ」 久「そうね、おっぱいね」 まこ「さすがじゃの、和のおっぱい」 咲「すこし分けてほしいよ、おっぱい」 和「いじめですかっ!?」 11月▽日 今日は急に勤労感謝の日ならぬ雑用感謝の日をすることになった 簡単に言うと、俺は雑用をするなということらしい 普段からついついやってしまうだけだが、みんなは気になっていたらしい という訳だったんだが……咲はなんかあぶなっかしいし、優希は上にあるものに届かないし、和はしゃがんだ時のおもちがすばらだし 落ち着かなかった こんなに雑用が染みついていたのか俺 別に苦じゃあない。うん、マジで そして部活が終わった後、みんなからプレゼントをもらった 別に誕生日でもなんでもないのだが、普段の感謝の気持ちらしい 悪い気もしたが、断る訳にもいかないので受け取った 帰ってから中身を見てみると、咲はメモ帳、優希はドンタコス、和はボールペン、染谷先輩は店の割引券、竹井先輩はカード麻雀のセットだった あまり気を使わせないようにちょっとしたものにしてくれたのだろうか でも、ありがたいな 今度俺も普段の感謝の気持ちとか言ってなにか渡すかな 久「いや~、これは我ながらいいアイディアだったわ」 和「普段から気が付いたら雑用やってましたからね。少しは控えてほしいです」 まこ「ま、こういう奴じゃからな」 優希「だからこそのプレゼントだじぇ!」 咲「だね。普段からお世話になっているし、こういうの大事だよね」 久「そりゃ咲はね」 まこ「お前さんが一番じゃろう」 和「迷子の咲さんを見つけられるのは須賀くんですし」 優希「だなー。この前も迷子になってたよな?」 咲「だから酷いって……」 11月■日 今日学校で進路希望の紙を渡された 進路かー、何も考えてねーや とりあえず麻雀部のみんなに聞いてみると、竹井先輩はまず推薦で大学に行くとか言ってて、染谷先輩は店のことを考えているらしい 和も進学するらしい。咲と優希は俺と同じく考えてないらしい 家に帰ってから、何人かにメールで聞いてみた 花田さんはとりあえず進学を考えているらしい とりあえず麻雀は続けたいと言っていた モモは進学はするけどその先はどうするか分からないらしい でも、影の薄さを活かした探偵とかいけそうとは言っていた 穏乃は潔く何も考えてないと言った とりあえずは来年のインハイくらいしか先のことは考えてないらしい 愛宕洋榎さんはプロになる!と言っていた プロになって打倒小鍛冶プロ!とか言っていたので、応援として美味しそうな焼き鳥の画像を送ってあげた その後のメールは無視した 照さんもプロになるらしい というかもういくつかのところから声を掛けてもらっているらしく、どこにするかを考えているとか 照さんならどこでもやっていけそうだし、照さんがプロになったらそのチームを応援しよう 俺も何か考えないとなー 久「進路ねぇ」 和「とりあえず大学ですね」 優希「むむむ、タコスがあるところは無いのか」 まこ「その基準かい」 咲「うーん……あ、京ちゃんと同じとこ!!」 優希「それいいな!タコスは京太郎に作ってもらえばいいし!!」 和「須賀くんの成績を上げて同じとこに来てもらうというのもアリですね」 久「須賀くんはいっそ主夫でいいんじゃない?」 咲和優希まこ『それだ!!』 11月13日 今日は竹井先輩の誕生日だった なので適当な理由を付けて竹井先輩を部室に呼んで、サプライズでお祝いをした 竹井先輩は予想もしていなかったようでかなり驚いていた そしてみんなでプレゼントを渡した 咲はおすすめの小説、和は少し小さいエトペンのぬいぐるみ、優希はマグカップ、染谷先輩は店の食事無料券だった 俺は手編みの手袋を渡した。我ながらなかなかの出来だと思う 竹井先輩はプレゼントも喜んでくれたようで良かった 久「あの時は嬉しかったわ……ちょっと後で泣いたもの」 まこ「はりきって用意した甲斐があったわ」 和「ええ。なんだかんだでお世話になっていましたし」 優希「先輩がいなかったら麻雀部自体あったか分からないしなー」 咲「だね……そういえば麻雀部が無かったら京ちゃん別の部に入ったのかな……」 久「確かにね……つまり私が麻雀部を残しておかなかったらまこや優希や和は須賀くんに出会えなかったのかしら?」 まこ「感謝しとるわ」 和「ありがとございます」 優希「ほんっとーにありがとうございますだじぇ」 咲(あ、だったら私の1人勝ちだった?) 久「咲、そうだったら1人勝ちとか考えてないかしら?」 咲「か、考えてませんよ!?」 11月◎日 今日、部活が始まるまで時間があり、誰も居なかったので部室のベッドで昼寝した たまには昼寝も悪くないと思ってゆっくり眠れた が、目を覚ますと隣に顔を真っ赤にした咲がいた しかも、思いっきり俺が抱き締める形で 間違えて咲を抱き枕にでもしたか? さすがに付き合いが長いとはいえ、恥ずかしかったのだろう 離れようとした時、タイミング悪く他のみんなが入ってきた 傍から見れば同じベッドに寝ている俺と咲、その日の部活の半分以上は説教された 後で咲に聞いたら、俺に無理矢理引きずり込まれたらしい 寝ぼけていたのか、注意しよう まこ「あの時は部室で何をしとるのかよ思ったわ」 和「全くです。みんなが来るのに須賀くんと一緒に寝ているなんて羨まし、ゴホン、駄目ですよ咲さん」 久「これって咲は引きずり込まれたって言ってるけど、本当のとこはどうなのかしらー?」 優希「咲ちゃんならこっそり忍び込むのに慣れていても……」 咲「ほ、本当に引きずり込まれたんだってー!!寝顔を見ようと思って近づいたら、いきなり腕を引っ張られて……」 和「どちらにしろ駄目ですよ咲さん」 久「全くね。次は私がやるから」 まこ「いやいや現部長であるわしからじゃろ」 優希「先鋒のわたしだじぇ!!」 和「ではここは一番胸が大きい私が」 咲「みんなやりたいのは同じじゃないですか!!」 11月☆日 週末の連休、なんと愛宕洋榎さんと愛宕絹恵さんが長野に来た なんでも親戚の法事らしく、ついでに遊びに来たらしい 早速長野県名物の信州そばとニラせんべいをご馳走してあげた 美味しかったらしく、2人ともおかわりまでしてくれた その後愛宕洋榎さんが「今までのリベンジや!!」とか言って3人で打つことになった 無論俺が2人に勝てる訳がなく、ボッコボコにされた 絹恵さんは申し訳なさそうにしていたが、洋榎さんのドヤ顔がイラッときた まずサッカーをしようと誘った 絹恵さんが元サッカー部らしくかなり上手かった。後揺れるおもちがすばらだった 洋榎さんは俺と絹恵さんには付いていけないらしく途中から休憩していた そして休憩中、とっておきのものをご馳走してあげた 「また太らせる気か!!」と洋榎さんが言っていたが、そういうものじゃないと言うと、「なら全部食べてたるわー」と言っていた それが狙いだ。すぐさまイナゴ、蜂の子、ざざ虫の3点盛りを出してあげた 出した瞬間、今までで一番面白いリアクションを取ってくれた その後は涙目で謝ってきたので、各種1匹づつで許した その後も恨めしそうな目で見てくるので、帰りに栗しぼりを渡した いやぁ、美味しいものを人に振る舞うっていいよな! 和「……これは流石に同情します」 優希「しかし1匹づつは食べたのか、やるなこの人」 咲「ちょっといきなりこれはやりすぎだと思うけどなぁ」 久「私はむしろこのリアクションが見たかったわー」 まこ「お前も大概酷いな」 11月★日 今月末にまた4校で合同合宿をやることになった 各校の新部長達で大会が始まる前にまたやろうという話になったらしい 今回1、2年生が中心だが、3年生も少しくらいなら遊びに来るらしい そして今回は俺も参加していいとのことだった 個人戦で4位の結果からか、他の学校からも是非とのことだった しかし俺以外は女子の合宿、参加していいのかこれ? 咲「あ、だから少し考えるって言ってたんだ」 優希「京太郎のことだからすぐに参加するって言うと思ってたじぇ」 和「結構紳士なところもありますからね。胸さえ見なければ」 まこ「じゃな。まぁ他校からも悪い印象は無いし、むしろ参加して欲しいって言われてたぞ?」 久「結構他校のいろんな娘と連絡先交換してるしねー」 11月▲日 合宿参加の話だが、俺は不参加ということになった なんでも岩手のお世話になった親戚の法事に家族で泊りがけで行くことになってしまい、合宿の日程と被ってしまった 俺も可愛がってもらった人なので俺だけ行かない訳には行かない みんな残念がっていたが、家の用じゃ仕方ないと納得してくれた 俺も正直残念だ 合宿ということで少しは色々な期待はあったが……まぁ言っても仕方ない しかし岩手か……ひょっとしたら宮守の人達と会えるかもしれないな 後で連絡してみよう 咲「京ちゃんが不参加なの残念だったなー」 和「全くですね」 優希「風越の池田も残念がってたじぇ」 まこ「あぁ、鶴賀の奴らも残念そうじゃったな」 久「龍門渕も……アレ、4校全部?」 11月◆日 今日は岩手で日記を書いている なんでも親戚の都合でしばらくこっちに泊まりらしい 久しぶりに会う人が多い 何人かは清澄インハイ優勝のことを知っていた 一応俺が部員ということも知られているらしい 酒を飲んだおっさんたちが麻雀しようと誘ってきたので打った アレだ、普段打ってる相手がアレのせいか、普通に勝てた 最初は勝てたらこずかいやろうとか言ってたおっさんたちが勘弁してくれと言うのはなかなか面白かった 流石に後で叱られたが、こずかいはきっちりいただいた その後和や咲のサインを頼まれたりしたが……和はともかく咲はサインなんて書けたか? 宮守の人に連絡を取ったら結構近いところらしく、すぐに会えるらしい 明日以降、しばらく宮守高校も休みらしいので時間を見て会うことになった ネト麻やメールで連絡は取っていたが、やっぱり実際に会うのは楽しみだ 咲「宮守の人達かー。大将の人すごかったなぁ」 優希「あぁ、あの白いのにはリベンジしたいじぇ!」 久「うーん……あの卓は愛宕さんの印象が強いのよねー」 まこ「わしなんか結構必死じゃったぞ。アレほっといたらやばかったし」 和「ふむ、あの時の和了についてはまだ疑問なのでまた打ってみたいですね」 11月▼日 適当に親戚に挨拶してから宮守の人達に会いに行った 待ち合わせ場所にはすでに5人全員居て、会ってすぐ豊音さんに抱きしめられた 身長の関係上顔におもちが!!おもちが!!ありがとうございます!! すぐに臼沢さんと鹿倉さんが引き離したのが少々残念だった その後は岩手を案内してもらった 途中小瀬川さんが「ダル……おぶって」と言いだしたので背負おうとしたら逆に驚かれた つい咲や優希と同じようにやってしまいそうになった 軽率だったと謝ると小瀬川さんは「……ありがと、気持ちだけ受け取っとく」と言って普通に歩き出した 心なしか前より早歩きな気がした。耳が赤かったけど、やっぱりこっちが寒いせいか? それからはなんと宮守高校に連れて来てもらった 普通に入れたけど……今更だが良かったのか? それからは勿論麻雀だ やっぱりインハイ出場校、みんな上手かった 途中途中で2位3位になれたりはしたが、トップにはなれなかった それから帰り際、明日も会う約束をした後、後半はほとんど麻雀をしないで何かをスケッチブックに書いていたエイスリンさんが俺に絵をくれた 俺が打っているところを横から見た絵で、かなり上手かった 今日は宮守のみんなにはお世話になったし、長野に帰るまでに何かお礼をしたいな まだこっちにはいるし、何か考えよう 久「これさー……男1人と女5人で出かけるって……」 まこ「わしらが言えることじゃないと思うぞ」 優希「ぐぬぬ……合宿に来ないで何をやってるんだじぇ!」 和「一応麻雀はやってますけど……なんでしょうねこの納得いかない感じは」 咲「京ちゃんまたこういうことやって……」 11月×▼日 親戚の墓参りもそこそこに、今日も宮守の人達と会った 街を見ていると、何かのイベントか男性が女性をお姫様抱っこしているところに出くわした 女の子の夢ってやつかね 色々回った後、また宮守高校に行くと、エイスリンさんがいきなりお姫様抱っこしている絵を見せてきた やれと?エイスリンさんは笑顔で手を差し出してきた 臼沢さんや鹿倉さんが色々言っていたが、こんな可愛い子に頼まれて断れる訳もない エイスリンさんは軽くていい匂いがした。本人も満足そうだった エイスリンさんを降ろした後「ツギ!!」と言って他の4人を指差した 全員やれと?さすがにみんな断るかと思ったが、全員OKだった こうなったらやってやると全員お姫様抱っこした 臼沢さんは結構軽かった。抱っこした後も赤くなっているのが可愛かった 鹿倉さんは……まさか優希より軽い人がいるなんて想像もしてなかった ぶっちゃけお姫様は付かない 小瀬川さんは全身を俺に任せてくれるようで全力でこっちに寄りかかってきた 首に腕回してるからおもちが!おもちが!!すばらだった 降ろした後少し赤かったように見えたのは気のせいか? 最後に豊音さん……ここでやらなきゃ男じゃねぇ 抱き上げた瞬間みんな驚いていた。根性見せたよ俺 豊音さん自身はすごく喜んでくれた。俺より背高いのにはしゃぐ姿は結構可愛かった 降ろした後もすごく感謝された 適当に打って今日は帰った 帰りにいくつか毛糸を買った。宮守のみんなへのお礼用だ 編み棒は親戚が持っているから借りよう 咲「お姫様抱っこ……いいなぁ」 まこ「全員分やるのがすごいな」 優希「まさかあの大将を持ち上げるとは……」 久「その辺りはさすがよね。女の子を傷つけないようにしているわ」 和「そういうところはすごくいいのに……」 久「あら?和もやって欲しかった?」 まこ「それはみんなじゃろ。咲や優希は経験済みっぽいがな」 咲「ちょ、ちょっとだけですよ!?」 優希「そ、そうだじぇ!!ちょーっと試しにやってもらっただけだじぇ!!」 和「抜け駆けじゃないですか」 11月○◆日 今日長野に帰ってきた 岩手では宮守の人達とまた仲良くなれて良かったな 帰る前、時間があったので宮守の人達にお土産選びに付き合ってもらった 色々面白そうなものや美味しそうなものを教えてくれた助かった ただ、エイスリンさんが生ワカメを睨んでいたのが少し気になった そして別れ際、昨日の夜に作った編みぐるみエトペンマスコットをプレゼントした 以前和に作ったものと基本は同じだから5個もあんまり苦労せずに作れた みんな喜んでくれたようで良かった 豊音さんは和と同じエトペンということでかなり喜んでいた みんな喜んでいる中、、エイスリンさんがすっと俺の傍に寄り 「……オレイ」と言って頬にキスしてくれた 俺も含め、みんな茫然としていたが悪戯した後のような顔で笑うエイスリンさんを見て、みんなが抱き着いてきた ちょっと苦しかったが、それだけ喜んでくれたということが嬉しかった 後おもちとか、大きいおもちとか、ささやかなおもちとか ただ、小瀬川さんが一番最初に抱き着いてきたのは驚いた 最後に、今度は宮守のみんなが長野に来ると言ってくれた その時はまた会おうと約束して、俺は岩手から長野に帰った 今度、用事が無くても岩手に行ってみてもいいな 5人「…………」 久「……3日とちょっとで普通こんなに仲良くなれる?」 咲「京ちゃんが無自覚で落としたんだと思います」 和「多分日記に書いてないとこで色々やったんでしょうね」 まこ「ええいこいつは何人落とす気じゃ」 優希「今何人かなー」 久「優希、数えるのやめなさい。ちょ、なんでもう二桁いってるのよ」 咲「京ちゃんですし……はぁ」 和「もう……なんですかね、どうするのがいいんでしょう」 優希「どうにもならないと思うじぇー……私も落とされたとき無自覚だったろうし」 まこ「じゃな。わしらもそうだったんじゃし」 咲「ライバル多いなぁ……」 12月×日 もう12月だ、めっきり寒くなった 登校中に咲がいたので首に手突っ込んだら本気で怒られた ちょっとした冗談だったのに 部活中、寒かったので鍋食いたいと言ったら今日の部活は鍋の話題一色になった すき焼きがいいだの、しゃぶしゃぶがいいだの、タコス鍋を開発しろだの、 鍋の締めは雑炊か麺かで討論になったり、 すき焼きに豚は意外にいけるとか、闇鍋はどこまで許されるかとか、 一応打ってはいたが、鍋の話は終わらなかった 色々落ち着いたら麻雀部で鍋をすることが確定した ただ、何の鍋をするかはしばらく決まらないだろう 俺としてはモツ鍋がいいんだがなー 締めは中華麺で 久「鍋かー、またやりたいわねー」 まこ「あんときは眼鏡が曇って大変じゃったぞ」 優希「結局タコス鍋が却下になったのが悲しいじぇ」 和「それは流石に無いですから」 咲「結局鍋と一緒にタコスも食べてなかったっけ?」 12月○日 久しぶりに風邪引いて寝込んだ……風邪で学校も休んだわ 寝ぼけて暖房を冷房にするとかそら風邪も引くわー おまけに今日は両親もいないというタイミングだったから油断したぜ ただ、母親が頼んだのか、学校が終わったくらいの時間に咲が来た ポンコツではあるが、一応料理もできる。咲にお粥を作ってもらい、大人しく看病してもらった 久しぶりに咲の料理を食ったが、分かり切っていたことだが風邪のせいで味分かんねぇ そう言うと、治ったらまた食べさせるとか咲は言っていた。治ってもお粥食わせるなよ その後は体を拭くのを手伝ってもらった 他の誰かには無理だが、まぁ咲だしな その後はしばらく寝ていたが、部のみんなが来たのでまた起きた みんなそれなりに心配してくれたみたいで、少し嬉しかった ただし竹井先輩、ケツにネギは迷信だから試す?とか笑顔で言うのはやめてください それから気をつかってくれたのか、お見舞いの品を置いて咲と一緒に早めに帰っていった お見舞いの品は嬉しいが優希、風邪引いてる人間にタコス置いていくんじゃねぇ 竹井先輩も笑顔でネギを置いていくのはやめてくれ 一眠りしたら大分体も楽になったので今日記を書いている ただ、さっき愛宕洋榎さんが串カツの画像を送ってきたのはイラっときたので同じく食べ物の画像を送り返した イナゴの佃煮のドアップ画像、気に入ってくれるだろう うん、明日には学校に行けそうだ 久「お尻にネギ、やらなかったのねー」 まこ「病人にやらせることじゃないじゃろ」 和「そんなオカルトありえません」 優希「むぅ、タコスを食べれば元気が出るのに……」 咲「びょ、病人に無理させちゃ駄目だって……」 4人「…………」 咲「え?」 久「いやね?やーっぱりあの時咲だけ看病していたのがね?」 まこ「まぁ、親からまかされとるんわ仕方ないがの」 和「それはそれ、納得は別ですね」 優希「まぁ、要するに、まただじぇ」 咲「私もう何回これ…」 ※この後(ry 12月△日 今日は休みだったので目的もなく街に出たが……とにかく寒かった 適当にふらついても寒いのでどこかに入ろうと思ったが、カップルばっかりで入りにくいぜコノヤロウ どうするかと思っていたら、たまたま和に会った 同じように寒いけど店に入りずらかったらしいので、1人より2人の方が入りやすいと、一緒に喫茶店に入った 適当に入った店だったが、頼んだコーヒーが美味しくでなかなか当たりだった 和も同じ意見だったらしく、しばらく喫茶店について話していた ふと、窓の外を見ると雪が降っているのに気付いた そういえば少し遅い初雪だった。どうりで寒い訳だ 出会った頃は、こうやって2人で喫茶店でコーヒー飲むなんて考えられなかったな そう言うと、和も確かにそうだと言って笑っていた そのまましばらく2人でゆっくり話した たまにはゆっくりと過ごす休日も悪くない 久「デート?」 まこ「デートじゃな」 咲「デートだね」 優希「デートだじぇ」 和「ち、違……わないです」 優希「お、否定しなかったじょ」 和「喫茶店で初雪降る中、ゆったりと会話するっていいですよね?」 まこ「おいコイツ自慢してきおったぞ」 久「たくましくなったわね。くすぐる?揉む?」 咲「両方で」 和「え、ちょ、本気ですか!?咲さんはもっとこういうことやってるじゃないですか!!」 咲「それとこれとは別なんだよ和ちゃん」 優希「諦めるじぇ。羨ましいんだから」 和「せめてどっちかに…」 ※この後くめちゃくちゃすぐられてめちゃくちゃ揉まれた 12月□日 商店街の福引を引いたら北海道旅行が当たった 普段麻雀で使わない運がここで来たぜ!!アレ、なんか悲しい…… とにかく冬休みには北海道だ 北海道に行くので、有珠山の由暉子に冬休みに会えるか電話してみたら会えると言っていた 詳しい日程は決まっていないので、決まり次第こっちも予定を決めるから、言われた そんなにまた会えるのが嬉しいか?と聞いたら当然です、と言ってくれたのが結構嬉しかった 北海道に行く楽しみがひとつ増えた そういえばなんか少し声が途中で少しくぐもって聞こえたが、なんだったのだろう 咲「京ちゃん、北海道にまで……」 優希「全国各地に誰かいるじぇ」 和「やめてください、笑えません」 まこ「でも、くぐもった声ってなんじゃろ?」 久「涙声とか?出会える嬉しさでー、って冗談よ冗談」 由暉子「♪~」 成香「アレ?その写真は……」 揺杏「あ、確かユキが男と撮った写真」 誓子「言い方悪いな~。事実だけど」 爽「知ってるかー?ユキ、こいつから電話会った時会える嬉しさで泣いモガ」 由暉子「ストップ!!それ以上は駄目です!!」 12月●日 今日部室に入るとベッドの上で毛布にくるまる竹井先輩と染谷先輩を見つけた 暖房が壊れたらしく、暖を取っていたらしい いや出ましょうよ。打てないじゃないですかー 部室めちゃくちゃ寒いけどさ その後優希が来た。迷わず毛布の中に入りやがった 入るな。出ろや しばらく出る出ないの言い合いをしていたら咲と和が来た 始めは和も早く出て打つべきと言っていたが、咲が引っ張り込まれ、和も無理矢理引き込まれた 2人とも寒いからって出なくなりやがった。出ろや!そして俺だけ寒いだろ!! 竹井先輩が入りたい?でもね~とか言ってきたのにイラっときたので無理矢理毛布剥ぎ取ってやった すぐさま毛布が冷えるよう窓開けてバッサバッサとやったら鬼だの悪魔だの魔王だの酷かった そっちだけ温かそうとか許すか!! その後は結局寒すぎて打てなかった 帰りにみんなで肉まんを食べた。あったかいね…… まこ「寒かったんじゃし仕方ないわ」 優希「寒いせいだじぇ!」 久「そうよねー。和みたいに分厚いのがあるわけじゃないしー」 和「なんですか。防寒とかできませんよ」 咲「無いよりいいじゃない……京ちゃんも入れてあげればよかったかなー」 久「だったらまず二人きりの状況を作るわね」 まこ「異論無しじゃな」 和「最初はそれが目的でやってたんじゃないんですか?」 12月◇日 今日は新道寺の哩さんと姫子さん相手にネト麻をした この2人とやるときはスカイプで話したり顔を見たりしながらが多い やっぱり実際に相手の顔が見えるのがいいのだろうか ただ、今日の姫子さんは調子がよくなさそうだった なんか顔が赤くて少し呼吸が荒かった 途中やたら色っぽい声が聞こえたと思ったら画面が真っ暗になった 画面が回復すると哩さんに代わっていて、少し風邪っぽいとのことで交代して打った 哩さんも少し顔は赤かった。風邪でもうつったのか? 調子が悪いならやめるか聞いても続けるとのことだったので続けた ただ、名前を呼ぶと少し反応がなんというか色っぽいような気がした 結局勝てなかったが、2人は風邪とか大丈夫なのだろうか? 和「調子が悪くても勝てない、なかなかすごい人達ですね」 咲「そういえばお姉ちゃんがこの人達はすごいって言ってたっけ」 まこ「しかし風邪をおしてまで京太郎と打ちたかったのか」 久「須賀くんが看病してくれるってなら大人しく寝てもいいけどね」 優希「よし!今度風邪引くじぇ!!のどちゃん、風邪ってどうすれば引けるんだじょ!?」 4人(あ、無理だな) 12月▽日 ちょっとした買い物のために街をふらついていたら風越の池田さんに会った 少し話すと行先が同じだったのでしばらく話しながら一緒に歩いた 俺は手作りのお菓子の材料を、池田さんは妹のおやつのためだった なので、あれがいい、これが美味しいと話していると、待ちきれなかったのか池田さんの妹たちが来た 妹って三つ子かよ……しかもどれもはしゃぎまわるような年頃じゃねーか 俺のことをしきりに「彼氏ー?」「お姉ちゃんの恋人ー?」「愛人ー?」とか言ってきた。最後のはちょっと待てと言いたかった 池田さんも慌てて違うと言っていたが、聞く様子がなかったので今日だけ彼氏ということで大人しくなってもらった その後は妹3人を池田さん1人じゃしんどそうなので家まで送って、ついでにおやつに簡単なクッキーを作ってきた 妹3人にも好評だったし、池田さんにも感謝された さすがに3人は騒がしかったけど、たまにはいいだろう ただ、妹に今だに誤解されたままだと池田さんからメールがきた。どうすりゃ嘘だって信じてもらえるか…… 優希「池田ー!!何やってるんだじぇ!!」 和「優希、さんを付けなさい。でも今はいいです」 咲「へぇ……あの時もっと……」 久「さて、電話電話っと」 まこ「おう、どこにか知らんがやってやれ」 緋奈「お姉ちゃーん、彼氏はどうしたんだしー」 奈沙「恋人連れてくるしー。クッキー美味しかったしー」 城奈「はやく愛人呼ぶしー。3番目でいいしー」 華菜「だから違うって言ってるし!!後、城奈はどこでそんなの覚えたか教えるし!!」 華菜「でも彼氏……彼氏かぁ……悪くはないし……」プルルルル 華菜「電話?はいもしもし?」 貴子『池田ァ!!お前他校の男子に迷惑かけてるって何やってんだァ!!?』 華菜「ひいぃぃぃっ!!なんでコーチがそんなこと知ってるし!?」 貴子『池田ァ!!ちょっと話せやコラァァァ!!!』 12月■日 久しぶりの日記だ。旅行のことを一気に書こうと思う まさか冬休みじゃなくて、平日の金曜の夜から出るなんて予想もしてなかったわ 一応2泊3日だが、初日はほぼ移動だった 2日目は色々なとこを見て回ったが、昼に食った海鮮丼のインパクトで吹っ飛んだ 俺が今まで食ってた海鮮はなんだったんだ…… 夜、時間ができた時に由暉子に連絡をしてみるとその時間でも会えるということで、会うことになった 久しぶりに会った由暉子のおもちは相変わらずすばらだった インハイで有名になったからという理由で眼鏡も掛けていた。これもこれで可愛らしかった 夜中に会っていいのか聞いたが、夜景が綺麗だというのでその言葉を信じて由暉子に付いていった 道中、久しぶりに会ったので色々話した 秋の大会のことや、インハイが終わってからのこと、話題は尽きなかったけど、夜景が見れる場所に着くと、お互いに自然に黙った 予想を遥かに上回る綺麗さだった 何も言えない、それくらい綺麗な夜景を見れた 改めて由暉子にお礼を言った それからかなり寒かったし、遅くなる前にホテルに帰った 3日目、昼過ぎには帰るので、両親と別行動を取り、由暉子とお土産屋を見て回ることにした 地元に住んでいるだけあって、美味しい物や綺麗な物、ネタに走った物(先輩が詳しいらしい)、色々見れて楽しかった 途中、雪に足を取られ、転んでしまった。由暉子を押し倒す形で 非常に申し訳なかった。けど今だに手に残るおもちの感触が!! でもその後ちっこい由暉子を思いっきり倒してしまったので謝り倒した ただ、「別にいいのに……」とか呟いているように聞こえたのはなんだったのだろう? 帰りの時間が近くなると、名残惜しくなった。たった3日じゃ短すぎる 由暉子もそうだったのか、少し残念そうな顔をしていたので、つい頭を撫でてしまった また来る、とかいつになるか分からないのに言ったし、女の子の髪を簡単に撫でるなとも言うのに、少し悪いと思ったが、 由暉子は気にしていなかったのか「……楽しみにしときますからね?」と言って笑ってくれた その後、通りがかった人に頼んで2人で写真を取ってもらった 後で由暉子に送ると約束して別れた 移動は大変だったけど、良かったな、北海道 今度はゆっくりと見て回りたいもんだ 久「お土産が美味しかったのはこの娘がいたからなのね」 まこ「くっ、あのお土産のことを考えると素直に責められん、マジでイカ美味かったし」 優希「でも胸まで押し当てて、写真まで一緒に撮ってるのは許せんじぇ!!」 咲「だよね!!あの背であの胸だもんね!!和ちゃんもだけど酷いよね!!」 和「サラッと私まで巻き込まないでください!!一緒に写真とか純粋に羨ましいんですから!!」 12月◎日 今日は部活もなく、放課後に思いのほか時間があったので少し遠くの町まで来てみた 普段行かないから少し新鮮だと思っていると、鶴賀の津山さんと偶然会った 津山さんはこの辺りにはよく来るらしいので少し案内してもらった おすすめというクレープ屋に連れて行ってもらい、公園でのんびり食べた クレープは美味かったし、公園も静かで少し寒いが落ち着けるいいところだった 放課後なのでこれくらいしか案内できないと、津山さんは少し申し訳なさそうだったが、俺としては充分すぎるくらいだ ふと見た先にコンビニがあったので、お礼にとプロ麻雀せんべいを買って渡した 津山さんはまた申し訳なさそうにしていたが、出てきたカードを見た途端、すごく驚いていた なんでも、せんべい数箱にひとつと言われるレアカードだったらしい 普段のクールな感じはどこへ行ったのか、いきなり抱き着いて「ありがとう、大好き!!」と叫んでいた 少しすると周りの暖かい視線に気づいたのかぱっと離れてしまった その後は赤くなりながらも「……ありがとう」と言っていた 後で調べたら諭吉が飛ぶレベルのカードだったが、女の子に抱き着かれて「大好き!」だ 充分だ まこ「やるのぅ、鶴賀の新部長」 久「公衆の面前でってのは流石に私でも無理ね」 優希「むむむ、羨ましいじぇ」 咲「優希ちゃん割と同じようなことやってたよね?」 和「ですね。ダーリンとか言って」 優希「アレは……その、あの頃はまだそんなじゃなかったし……こう、意識したら恥ずかしくて……」 和「分かります、ちょっとしたことが恥ずかしくて」 久「そうねー。私なんて今までの扱いが……あ、やば、ちょっと泣きそう」 まこ「落ち着かんかい。気持ちは分からんでもないが」 咲「私なんて何言っても反応が冗談で済まされるから……」 まこ「……大体京太郎のせいじゃな」 12月☆日 今日は染谷先輩も竹井先輩も来なかったので1年生4人だけだった しばらく打ってたけどやっぱ勝てねぇ。いつかの時以来トップは遠い みんな大分上達したと言ってくれるし、2位にはなることもあるからそれは分かるが、同じ1年なのに負けてばっかなのは悔しい 俺もカンして嶺上開花すればいいのか?と言ったら咲が嬉しそうにしてたが、和が普通の嶺上開花の確率を教えてくれた 0.28%ってなんだオイ。咲はしゅんとしてた 速攻か?と言ったら優希が嬉しそうにしてたが、咲が優希みたいにできるか聞いてきた そういやこいつがいるからほとんど起家になれねぇや。優希はちょっとしょんぼりしてた やっぱりデジタルで手堅くいくか?と言ったら和が嬉しそうにしてたが、優希が和の数学の点数を教えてくれた 平均点くらいは取れるけど学年トップは無理だな。和はそんな難しくないとか言ってた。できる人間だから言えるんだよ 結局は地道にやってくしかないのかなー そういいながら牌を切ったらトリプルロンされた ちょっと泣いた こんなとこで運使わなくていいわ 久「なんていうか……運は悪くないわよね」 まこ「ある意味、な」 咲「やっぱり京ちゃんもあそこでカンしとけば……」 優希「いやいや、東場でリードを広げて逃げ切りを……」 和「そんなやり方よりもやはり確実なデジタル打ちで……」 久「1年生3人、須賀くんを自分色に染めようとしてるのバレバレだから」 まこ「そのネタはわしがやるべきじゃと思っとったんじゃがなー」 12月★日 ハギヨシさんとの約束で龍門渕家まで行った しかしタイミングが悪かったのか、ハギヨシさんが居なかったので少し待つことになった 適当に待っていると、純さんから呼ばれた なんでも高い棚の上の荷物が必要らしい 肩車するから乗れとか男前なこと言ってたが、さすがに年上とはいえ女の子に肩車してもらう訳にはいかなかったので、俺が肩車した 純さんは重いかもとか言ってたが、そこまで重くはなかった そうやって荷物を取った時に、衣さんと一さんが来た 衣さんは俺が純さんを肩車しているのを見て、次は自分もと言ってきた すぐに肩車してあげた。めっちゃ軽かったんだけどこの人マジで高校2年生? 衣さんを肩車していると、透華さんと智紀さんも来た 何を思ったか、衣さんが次は智紀さんの番とか言い出し、智紀さんも構わないといった感じで、智紀さんを肩車した 流石にスカートではなかったが、上を見たらおもちが!!下から見えるおもちが!!ありがとうございました 降ろすと、次は透華さんを肩車することになっていた。目立ちそうだから練習したいらしい 肩車すると、身長は智紀さんとそんなに変わらないはずなのに、かなり軽かった しばし考えて上を向くと、答えは見えていた。いや、見えないものだけど おもちの差か……とか考えていると一さんに蹴られた マジシャンって心まで読めるのか? 最後に一さんを肩車した。スカートのままで いやおかしいって。本人はなんで?みたいな顔してたけどおかしいから 純さんも笑いを堪えてないで止めてほしかった でも一さんはめちゃくちゃ軽かった 後、スカートだから直で触れる足と太ももの感触が素晴らしかった ありがとうございました ハギヨシさんはその後タイミングを計ったように帰ってきた 和「肩車ですか。最後にやってもらったのいつでしたっけ」 優希「よし、京太郎にやってもらおう」 久「……ストッキングはありかしら」 まこ「また何を考えとるか……」 咲「あ、そういえばこの前やってもらったっけ」 4人「…………」ジーッ 咲「あ……えっと、アレですよ?ほら、家の高いとこの電球換えたくて…」 久「須賀くんに適当な理由つけて肩車してもらいましょうか。咲以外」 咲「酷い!?」 12月▲日 今日は怜さんとスカイプしながらネト麻した 顔が横向きだったのでおかしいと思っていると、今竜華さんに膝枕してもらっているところらしい マジで膝枕しながらやってたのか……羨ましいけしからん 竜華さんはさすがに少し恥ずかしそうにしていた しかしネト麻しながら膝枕の感触を実況するのは卑怯だ!! 太ももの柔らかさが気になるわ!! 下から見上げたおもちについて語った時はつい振り込んでしまったじゃないか!! あのおもちの下からの映像をよこせ!! 結局ネト麻は散々だった 最後にギリギリまで竜華さんのスカートを捲った映像を見せてくれたので許した 次はおもちを頼むとこっそりメールしておこう まこ「安定の反応じゃな」 優希「そんなにおっぱいがいいかー!!私も欲しいー!!」 久「そうねぇ……無くはないと思っていたけど……これを見たらねぇ……」 咲「人って不平等だなって心の底から思いました」 和「こういう内容の度に私の胸を見るのはやめてくれませんか?無論揉むのも」 久「ちっ、見るだけしか言わなかったら揉んだのに」 12月◆日 今日家に帰ったら由暉子から手紙が届いていた メールや電話もするが、こういうのも悪くない、らしい。まぁ確かに手紙で文通ってのも嫌いじゃない 最近あったこと、この前行った場所のこと、また会える日を楽しみにしていること、色々書いてあった 最後に、封筒に写真が入っていた 少し早いクリスマスプレゼント(ハート)って書いてあった 何が入っているのかと思ったら写真だった 普通の制服姿の由暉子、インハイで着ていた衣装でポーズを取っている由暉子 それとコスプレしている写真もいくつかあった スク水とネコミミで『にゃん♪』って書いてあったり どこかで見たような虎柄ビキニだったり、チアガールの恰好で応援していたり、色々入っていた どれも可愛かった。いいプレゼントをありがとう、由暉子 最後に有珠山のみんなの集合写真が入っていた 裏に色々メッセージが書かれていたものだった でも、浮気すんなよ!ってあったのはなんだったんだ? 今度俺も手紙を送ろう ついでに文化祭の時の執事服の写真でも送ってやるかな 和「有珠山の……なんて攻めてくるんでしょう……」 久「可愛い顔してやるわね……」 まこ「コスプレ写真とは……確実に衣装提供者がいるな」 優希「強敵だじぇ……こうなったら私も写真を京太郎に!!」 咲「わ、私も……なんか、今更って言われそうだけど……」 久「今度みんなでコスプレして須賀くんのドッキリしてみる?」 和「いいですね。可愛らしい衣装なら大歓迎です」 まこ「メイド服はまかしとけ」 爽「ん?ユキー、写真落としたよ」 由暉子「あ!それは…」 誓子「あ!これこの前言ってたイケメンの!!しかも執事服じゃん!!」 成香「わ、素敵な方ですね……」 揺杏「ほほう……ユキ、これに似合うメイド服とかお嬢様っぽい服でも作る?」 由暉子「是非お願いします!!」 12月24日 今日は麻雀部のみんなで俺の部屋に集まってクリスマスパーティーをした といっても鍋とケーキがメインだった 鍋は前々から話していたもので、最終的にはみんなで食材を持ち寄ってからやることになった 優希が食材と別にタコスを持ってきていたこと以外、おおむね普通の鍋だった ケーキはハギヨシさんの協力もあり、なかなかのものが作れた 評判も良かったし、今度改めてお礼をしよう 適当に食べた後、プレゼント交換をやった 俺は、染谷先輩が持ってきたメイド服だった……どうしろと? 咲は優希が持ってきたう○い棒(タコス味)1000円分だった。照さんと分けると言ってたな 和は竹井先輩が持ってきたサイン入り藤田プロの生写真だった……微妙な顔するなよ和 優希は咲が持ってきたブックカバーとしおりとおすすめの小説のセットだった。読めよ? 染谷先輩は和が持ってきた猫?かなんかのぬいぐるみだった。優希がいつもつけてる奴だ。メイド服に付けようとか言ってた 竹井先輩は俺が持ってきた手編みのマフラーだった。ちょうど新しいマフラーが欲しかったと喜んでくれてなによりだ 結構楽しかったし、来年もこういう感じで楽しくやれたらいいな あ、でも彼女と2人でのクリスマスもいいよな……当然おもちは大き目で 和「そういえばあの時の写真どこにしまいましたっけ?」 まこ「おま、一応プロじゃぞ?大事にせえよ……」 咲「アレちょっとずつ食べてるけどまだ全然減らないんだよね……」 優希「私ならすぐなくなるじぇ」 久「そうよねー、楽しかったわー。そしてマフラーといい手袋といい、須賀くんの手作りはあったかいわー」 まこ「この……ドヤ顔がむかつくな」 和「全くです。しかし彼女と2人でクリスマス……言ってくれれば……」 優希「よし、来年は私をプレゼントだじぇ!」 咲「ず、ずるい!!じゃあ私も!!」 久「もう2人っきりじゃないじゃない。そうね……来年はクリスマス前に攻めようかしら」 まこ「ふむ、ねらい目か」 和「先輩方まで……負けられませんね」 12月▼日 うっかり部室に忘れ物をしてしまったので休みの今日取りに行った 流石に日記を部室に置きっぱなしにはできないな 明日大掃除だって部長が言ってたから、ついつい気になるところを掃除してしまった 棚の掃除と中身の確認と消耗品の補充はやった 窓ふきは昨日終わらせたし、倉庫の片付けも先週道具を取りに行く時についでに整理までして使えそうになかったりいらないものを廃品回収に出した 床のワックスがけとベッドの掃除やシーツの洗濯もやったし、椅子の掃除とチェックと机の掃除もやった 綺麗にするのは嫌いじゃないから、ついつい熱が入ってやってしまった まぁ、明日すぐに終わらせられるしいいか そうだ、明日のために軽くつまめるものでも作って冷蔵庫に入れとくか 咲「あ、昨日の日付……」 久「ベッドや机までやってたのね……」 まこ「そーいや去年からギシギシいっとった椅子が普通に座り心地良くなっとるな……」 和「パソコンのキーボードも埃ひとつないですよ……」 優希「あ、冷蔵庫にタコス……」 5人「…………」 久「結局全部読んだけど……須賀くんがすごいってことを改めて知ったわね」 まこ「つーか途中から色々完璧すぎるぞ。しょっちゅう女の連絡先が増えるとこ以外」 和「一体何人の女の子の連絡先を知れば満足するのでしょうか」 優希「これからも増えるにタコス3つだじぇ」 咲「やめようよ、増えないに賭ける人いないって」 久「全く須賀くんは…」プルルルルル 久「あ、はいもしもし?」 京太郎『あ、竹井先輩?今大丈夫ですか?』 久「す、須賀くん!?どうしたの?」 京太郎『いやー、酷いですよ。龍門渕の人達、年末だからって旅行に行ってていないじゃないですかー』 久「あ、あー……そうだったわね」 まこ「とっさに出たことじゃからのぅ」 優希「バレるか?」 和「竹井先輩にそれはないでしょう。なんとか誤魔化しますよ」 咲「だね」 久「ご、ごめんなさいね。何かお詫びでも用意しておくから、帰ってきてくれる?」 京太郎『はい、ハギヨシさんがわざわざ送ってくれるってことで、もう少しで帰ってこれそうです』 久「分かったわ。それじゃあ、後でね」ピッ まこ「帰ってくるんか」 久「そうね……とりあえずこの日記は今のうちに戻しておきましょうか」 優希「異議なーし」 和「ちょっと悪い気もしますけど……」 咲「うーん……勝手に読んじゃったしなぁ……」 久「黙っとけばバレないわよ。お詫びに和がメイド服でお出迎えでもすればいいわ」 和「私!?」 まこ「おっとここに露出度高めのメイド服が」 和「準備万端ですか!?」 優希「これは私達も負けられないじぇ。染谷先輩、私の分も頼むじぇ!」 咲「じゃ、じゃあ私も……」 まこ「あいよ。つーかもういっそ全員メイドでお帰りなさいませってやるか?」 久「それいいわね。大掃除のお礼も兼ねて、みんなでご奉仕といきますか」 咲「じゃあ早く着替えないと……制服は、ここに置いとこ」 和「もう……あ、でもこれ可愛い」 優希「この服のどちゃんサイズだな。おっぱいが」 久「んー……少し大きいかしら?」 まこ「ふむ、ちょっと脱いでみ。わしの着てみるか?」 咲「えっと……私が着たのこれだっけ」 和「咲さんも優希も脱いでから服探さないでください……それは私のですって」 ガチャッ 京太郎「うーっす。須賀京太郎、ただいま戻りま…」 5人「……あ」全員下着姿 京太郎「…………ありがとうございまぐはぁっ!?」 咲「京ちゃんのバカー!!」 優希「へ、へんたーい!!」 和「ノックぐらいしてください!!」 まこ「着替え中じゃ!!」 久「い、いきなりは駄目よ!!」 12月Я日 大掃除中にいきなり竹井先輩に鶴賀に行けと言われた 別に構わないけど、後から龍門渕に行けとなったり、結局間違いだったりとちょっと酷かった でも、部室に戻ると全員が着替え中なのか下着姿だった はっきりと見て、ついついありがとうございますと言ってしまったが、言い終わる前に鞄とか投げつけられた 結局その後また軽い掃除をすることになったが、全員の下着姿が見れたんだ。問題ない いいもの見れたし、明日からも、来年も頑張ろう! とりあえず、おもちの大きい彼女が欲しい!! カンッ!!
https://w.atwiki.jp/sangamaki/pages/74.html
. 憩「ねえ、ウチら付き合っとるんよね?」 京太郎「そうでなければどうして休日の昼間から二人で出かけてるんですか?」 憩「………せやったらなんで一ヶ月もデートしてないんや?」 京太郎「デートなんかしなくても俺たちは一緒にいたじゃないですか」 憩「でも、ほんの二時間くらいやん……」 京太郎「徹夜でヤって霞さんにばれたら大変でしょう」 京太郎「それに……嫌でしたか?」 京太郎「俺に体を弄られて何度もイって」 京太郎「俺に従って俺を満足させて」 京太郎「何度も何度も中に出して」 憩「ッ!」 京太郎「嫌じゃないんですよね」 京太郎「今の言葉だけでもう濡れてるんですから」 憩「そ、そんなわけないやろ!」 京太郎「なら、試してみますか?路地裏に入れば誰にも見られないでしょうし」 憩「…………嫌や」 憩「ウチは京太郎くんと、ちゃんと恋人として付き合いたいんや」 憩「でも、でもこれやったらセフレと変わらんやないか」 憩「もう……嫌なんや」 京太郎「誰が原因だと思うんですか?」 京太郎「誰かが来るかもしれないのに自分の部屋で寂しさを紛らわして」 京太郎「それを見た俺に下半身を晒したまま迫って来た人は誰なんでしょうかねえ?」 憩「そ……それは…………」 京太郎「全部憩さんのせいじゃないですか」 京太郎「他人に責任押し付けて、あなただっていつも満足そうにしていたじゃないですか」 京太郎「この際だから言いますけど………」 京太郎「俺、今霞さんと付き合ってるんですよ、でもあの人ガード硬くって」 霞『そういうのは、京太郎くんが責任を持てるようになってからよ』 京太郎「とか言ってヤらせてくれないんですよ、あなたとは違って」 京太郎「そういうところも含めて好きだからまだ続いてるんですけどね」 京太郎「要はあなたは肉便器なんですよ、俺に都合よく使われてればいい」 京太郎「肉便器は肉便器らしく、俺に従ってればいいんだよ」 憩「……な、何?」 憩「なにを、言ってるんや?」 憩「いつもの冗談、なんやろ?」 京太郎「あなたに嘘を吐いても何の意味もないじゃないですか」 憩「嘘や……」 憩「そんなん嘘や!」 憩「京太郎くん言うてくれたやん!ウチのこと好きって!」 京太郎「チッ」 憩「あれ……あれは嘘だったんか!?」 京太郎「……あー」 京太郎「イライラしてきた、路地裏行くぞ」 憩「うそうそうそうそうそうそうそうそ」 憩「いやあああああああ!」 京太郎「るっせえな、黙ってろよ!」ゴスッ 憩「ごふっ、はぁ……はぁ……」 京太郎「息がうっせえんだよ!」ゴスッ 憩「ぅっ!……はぁ……はぁ」 憩「あはっ、あははは、あははは」 憩「あはっ、ごほっごほっ、あははははは」 京太郎「気持ち悪いなぁ、ったく、おら、こっち来い」 京太郎「おい、もう挿れるぞっ……」 いつも感じるはずの快楽は、滲むような体の痛みと、彼への恐怖に掻き消された 憩「あは、あはは、あはは……」 笑いがこみあげてくる 笑うしかなかった わらえば、らくになれるとおもった .
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/6800.html
h77-01 京憧 h77-02 京・清澄 h77-03 京・清澄 h77-04 京咲良・永水 h77-05 複数 h77-06 京玄 h77-07 京咲 h77-08 京・阿知賀 h77-09 京霞 h77-10 京姫 h77-11 京霞 h77-12 京霞 h77-13 京和咲優 h77-14 京淡照 h77-15 京咲 h77-16 京白 h77-17 京憧絹竜 h77-18 京哩姫 h77-19 不明 h77-20 京和 h77-21 京・清澄阿知賀 h77-22 京玄宥 h77-23 京咲 h77-24 京・新道寺 h77-25 京優久 h77-26 京ハオ h77-27 京霞久 h77-28 京・清澄 h77-29 京淡小白美穂子 h77-30 京咲衣一優 h77-31 京・阿知賀 h77-32 京・清澄 h77-33 京小 h77-34 京咲 h77-35 京いちご h77-36 京久 h77-37 京淡・白糸台 h77-38 京淡・白糸台 h77-39 京淡・白糸台 h77-40 京淡 h77-41 京淡 h77-42 複数 h77-43 京灼・阿知賀 h77-44 京咲 h77-45 京久 h77-46 京・清澄 h77-47 京咲淡穏ネリー h77-48 複数 クロ高パロ h77-49 複数 クロ高パロ h77-50 京小 h77-51 京ゆみ h77-52 久まこ h77-53 複数 h77-54 京淡 h77-55 京・白糸台 h77-56 京照 h77-57 京咲
https://w.atwiki.jp/kyotaross/pages/4477.html
~あらすじ~ 余りにも鈍感で、女性に興味を示さない京太郎。 その様子を見た美幸・梢の3年生コンビは「京太郎=ホモ」という誤った考えを抱く。 このままでは京太郎の人生だけではなく、親しい自分たちにも影響が出ると考えたバカ2人。 常識人2人(莉子・澄子)と穢れを知らない純粋な少女(友香)を無理やり仲間に引き入れることに成功。 梢「準備は整いましたね、美幸」 美幸「うん!そだねー」 美幸「でも莉子ちゃんと澄ちゃんを仲間にするのには苦労したよもー」 美幸「単純な友香は簡単だったんだけどねー」 梢「そうですね、友香は今や完全な私たちのしもべ」 梢「ただ……莉子と依藤さんはいつ裏切るか……」 美幸「大丈夫大丈夫!私がしっかり調教しておいたから!」 梢「調教……?」 美幸「そだよー、調教」 梢(聞かないでおきましょう……) 梢「……それでは、計画を開始します」 美幸「『須賀くんノンケにして6Pしようよ!合宿』の始まりー!」 ―合宿1日目― 梢「この合宿は、基本的に全裸で行います」 京太郎「は、はい?」 美幸「さあ、みんな服なんか着てちゃダメダメ!」 梢「早速脱いでください」 友香「うっし、裸になるんでー!」 莉子「はい」 澄子「はい」 京太郎「え、みんな脱ぐのか?」 友香「京太郎も早く脱ごうよ!気持ちいいよ!」 京太郎「でも……」 美幸「大丈夫大丈夫、須賀くんのイチ○ツなんて有って無いようなもんじゃん!」 京太郎「」 梢「脱がないなら帰ってもらいますよ」 京太郎「……分かりました」 友香「イチ○ツって何ですか?先輩」 澄子「私が詳細に語ってあげますよ、友香……詳細にね」 ―合宿3日目― 美幸「……須賀くぅん、私の体……どう?」 京太郎「いえ……別に」 美幸(ふふ、股間は嘘をついてないよ……) 友香(美幸先輩、何だか凄く楽しそうでー……ようし、私も) 友香「きょーたろー……私の体も見るんでー……」 京太郎「……いや、いいよ」 友香(あれ……京太郎のおち○ちんってこんなに大きかったっけ) 梢(ふふ……計画は順調に進んでいますね) 梢(今でこそ、須賀くんは理性を保っていますが……) 梢(この調子では時間の問題でしょう) 澄子「莉子ぉ……もっと、もっとですよ……」 莉子「ぁん……よりふじせんぱぁい……」 梢「……」 梢(美幸はどんな調教をしたのでしょうか……) ―合宿5日目― 梢「あれ、須賀くんは一体どこへ……」 友香「トイレ行くとか言ってましたよ」 美幸「トイレ……これはまさか!」 梢「なるほど……そういうことですか」 友香「?……どういうことでー?」 友香「美幸先輩、京太郎は何をしてるの?」 美幸「ふふ……そりゃもうナニをナニするんだよ」 梢「××を××して××するんですよ、友香」 友香「むー、分からないんでー……」 梢「……まあ、いつか分かりますよ、それより」 梢「美幸、ビデオカメラ!」 美幸「大丈夫!バッチェ用意してるよ!」 梢「じゃあ、早速……」 美幸「撮りに行きましょうねー」 友香(何しにいくんだろー、ついてこ) 澄子「あんっ……莉子ぉ……いいですよぉ」 莉子「せんぱぁい……もうだめっ………です」 莉子「あああああああ!」 ―合宿最終日― 京太郎「はぁ……美幸せん……ぱぁい」 美幸「んふふ……いいよ、おいで……?」 京太郎「こずえ……さ、ん?」 梢「ふふ、大人のプレイを見せてあげましょう……」 京太郎「ゆ、うか……?」 友香「きょーたろー……?私の初めて、あげるね……?」 美幸(ふふふ、計画成功!) 美幸(ここに『須賀くんノンケにして6Pしようよ!合宿』の成功を宣言します!) 美幸(よしよし……あれ?) 美幸(……6P?) 美幸「あれ?……あっ」 莉子「よりふじ、せん、ぱい……」 澄子「莉子……ずっと、一緒ですよ……」 莉子「は、い……」 美幸「……どうしてこうなったのかなもー」 美幸(調教の仕方、間違えた? 美幸「ま、いいか……どうぞお幸せに」 終わるっ!